ラム酒の高級銘柄ランキング13選！人気のあるラム酒の味わい・価格を徹底解説！

ラム酒はカクテルのベースからお菓子作りまで、幅広いシーンで活用されます。
濃厚な香りとほんのりした甘い味わいは女性からの人気も高く、日本にも愛飲家が多いです。特に高級ラム酒と呼ばれる一級品は、味も香りも格調高く、特別な日の一杯としてもおすすめです。

本記事ではラム酒の基礎知識や、初心者のためのラム酒の選び方、ラム酒のおいしい飲み方、割り方について解説します。
高級ラム酒のおすすめ銘柄も厳選して紹介しているので、ラム酒に興味のある方はぜひ参考にしてください。

ラム酒の高級銘柄人気ランキング13選！

ラム酒の中でも、おすすめしたい高級ラム酒を13本厳選して紹介します。

①バカルディ ミレニアム

ミレニアム記念として3,000本限定で生産された高級ラム酒です。
バカラ製のデキャンタには個別番号が振られており、コレクターの間で希少価値の高いラム酒として高く評価されています。

シェリー樽仕上げのラム酒は2種類のバカルディ原酒をバランス良くブレンドし、8年以上にわたって長期熟成。 バニラやナツメグの香り、ジンジャーやシナモンがきいた味わいは、ストレートやオンザロックはもちろん、ウイスキーなどを使うカクテルベースにも用いられます。

価格相場： ～200,000円

②クレマン ラム ヴィンテージ 1952年

マルティニーク島にあるクレマン蒸溜所で作られた最も古いヴィンテージラム酒です。1952年蒸留、1991年に瓶詰めされて限定発売されたラム酒は、オーク樽で約30年間熟成させた後、木樽で10年にわたって熟成・保管されたこだわりの逸品です。

花や蜂蜜のアロマの中に、スパイスの香りが漂い、口に含むとティラミスやマスカルポーネチーズが折り重なるような濃厚な味わいを楽しめます。

価格相場： 〜30,000円

③キルデビル　ガイアナ ウィットブルグ ポットスチル 22年 1999

エディション・スピリッツ社が手がける人気シリーズ「キルデビル」の一つです。
キルデビルの中でも一樽限定でリリースされたシングルカスク・ラムシリーズは、樽の中で熟成のピークを迎えたウイスキーをそのまま瓶詰めするカスクストレングスでのボトリングを採用しています。

22年にわたって長期熟成された高級ラム酒は、タバコと紅茶をともなうハーブ系の香りと、ほんのりとした塩キャラメルとバナナの風味が特徴的なお酒となっています。

価格相場： 〜40,000円

④プラヤディープマチュアゴールドラム

最高品質のラム原酒のみを使用したアジア産の高級ラム酒です。
東南アジアの気候に合わせて生まれた熟成技術により、7～12年にわたって長期熟成させることで、エキゾチックな味わいを醸し出しています。

リッチなバニラや蜂蜜、ココナッツの香りに、柔らかくクリーミーなクリームブリュレ、バタースコッチの味わいが豊かなハーモニーを奏でます。

価格相場： 〜6,000円

⑤ディクタドール 2マスターズ グレンファークラス 1972

1972年に樽詰めして45年間も長期熟成させたシングルヴィンテージラムを、さらにポート樽で後熟した高級ダークラム酒です。

サードフィルのへレス酸シェリー樽で7カ月以上の熟成を行うことで、メープルシロップや溶けたブラウンシュガー、トロピカルフルーツの甘い香りをともなう魅力的なラム酒に仕上がっています。

価格相場： 〜200,000円

⑥ウィットブルグ 26年 バッチ1 ブティック ラム カンパニー

1991年に蒸留され、イギリスで26年間熟成させた高級ラム酒です。
2000年に閉鎖されたウィットブルグ蒸溜所で、2連式の木製ポットスチルで蒸留された希少性の高いラム酒となっています。

ローストの効いたフルーツのアロマと、濃厚なチョコレートの味わいを堪能できるところが特徴です。

価格相場： 〜40,000円

⑦エンモア 27年 バッチ1 ブティック ラム カンパニー

1990年に蒸留後、すぐにイギリスに運び込まれ、27年間長期熟成させて仕上げたイギリス系の高級ラム酒です。

1996年に閉鎖されたエンモア蒸溜所で、ヴェルサイユ蒸留所から移設された木製ポットスチルを使って蒸留しています。

長熟ラム酒ならではのなめらかな口当たりと、トロピカルフルーツの豊かな風味が口いっぱいに広がります。

価格相場： 〜40,000円

⑧ビエール ラム ゴエレット

マルティニーク島の近隣にあるマリーガラント島で生産された高級ラム酒です。
希少なカスクストレングスでボトリングされており、砂糖漬けのフルーツやジンジャーブレッド、ローストしたアーモンドの香りが折り重なる豊かな風味を堪能できます。

樽のニュアンスがバニラの香りを引き立たせ、フィニッシュに向けて徐々に蜂蜜の甘みへと変化していくところが特徴です。

価格相場： 〜35,000円

⑨セント　ジェームス　17年　オールドアライアンス10周年記念

シンガポールの中心街にある人気のウイスキーバー、オールドアライアンスの開業10周年を記念して製造された高級ラム酒です。

ベルギーの酒商、コーマンコリンズ社と共同でリリースしたラム酒で、限定オファー品であることから生産量が非常に少なく、コレクターの間では人気の高い逸品となっています。

価格相場： 〜45,000円

⑩ハバナクラブ　ユニオン

キューバのラム酒ブランド、ハバナクラブが初めて手がけた高級ラム酒です。

葉巻の代表的ブランドのコイーバとタイアップした商品で、キューバの著名なシガーソムリエであるフェルナンド・フェルナンデス氏がサポートして熟成させたスピリッツを、ハバナクラブのラムマエストロであるアスベル・モラレス氏がブレンドして生産されました。

葉巻との完璧なマリアージュを堪能できる逸品であるのはもちろん、高級感溢れる木製のケースがコレクターの心をくすぐります。

価格相場： 〜40,000円

⑪ザ ロイヤルケーン カスク カンパニー セントルシア 22年 2000

オランダ・アムステルダムに設立された酒造メーカー、インフィニティスピリッツ社のオーナー自らが厳選したシングルカスクのみをボトリングする高級ラム酒です。

2000年に、セントルシア蒸溜所でジョンドアポットスチルで蒸留した原酒をバーボン樽で22年間熟成。エレガントなフルーティ・フローラルノートの香りと、タバコやインクの静かなアロマが、バランスの良い芳香となって立ちのぼります。

価格相場： 〜45,000円

⑫クラレンドン　2004　16年　オールドアライアンス10周年記念

シンガポールの名店オールドアライアンスの開業10周年を記念して生産された高級ラム酒です。
クラレンドン蒸溜所はジャマイカにある6つの蒸溜所のうちの一つで、最も古い歴史を持つ老舗蒸溜所でもあります。

61度のハイプルーフボトリングは非常に飲み応えがあり、本格的なラム酒を楽しみたい方におすすめです。

価格相場： 〜47,000円

⑬ヴェルサイユ 1990 30年 ラムネイション レアラムコレクション

伝統的な木製シングルポットスチルから生まれた力強い風味が魅力の高級ラム酒です。
ラムネイションは長年の研究と厳格なカスク選びにより、世界中で高い評価を受けるイタリアのラムボトラー。

その中でもこの商品は特別なラムのみのデキャンタとスペシャルボックスを採用したレアな逸品となっています。骨太でワイルドなラム酒は、ワインを思わせる華やかな香りと、濃厚なタンニンを味わえます。

価格相場： 〜75,000円

初心者のためのラム酒の選び方

ラム酒とは、スピリッツの一種で、原料にはサトウキビが使われています。ラム酒は、当初カリブ海地域で広まり、それから、ヨーロッパ各国やアメリカに広まりました。

アルコール度数が高く、風味や香りが独特で甘い味わいが特徴です。そんなお酒を飲んでみたい方や気になっている方々に、おすすめのラム酒の選び方をご紹介します。

①味わいや香り・風味で選ぶ

ラム酒は、製法などの違いによって味わいや香り、風味が変わってきます。その種類は大まかに3種類あり、それぞれライト、ヘビー、ミディアムと呼ばれています。

ライトは、カラムスチル(連続蒸留器)で蒸留させた後、ステンレスタンクやホワイトオーク樽で短期熟成することで、軽やかで滑らかな味わいになります。お酒を飲み慣れていない方やラム酒を初めて飲む方におすすめです。

ヘビーは、ポットスチル(単式蒸留器)で蒸留させた後、オーク樽で長期熟成することで、重厚でコクのある風味に仕上がります。様々なお酒を飲み慣れている方におすすめです。

ミディアムは、ライトとヘビーの間を取ったような味わいや風味です。カラムスチルまたはポットスチルで蒸留させ、ホワイトオーク樽で3年未満熟成させる製法と、ライトとヘビーのものをブレンドする製法があります。

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②ラム酒の種類で選ぶ

ラム酒の種類は大きく分けて3つあります。

一つ目は樽で熟成後、ろ過せずに瓶詰めしたゴールドラム。
熟成期間は3年未満で、後述するホワイトラムやダークラムのちょうど中間に位置する存在です。

カラメルのような甘味とコクが程よいバランスを保っており、カクテルのベースにするのはもちろん、ストレートやロックで飲んでも楽しめます。

二つ目は熟成なし、あるいは樽で熟成してから活性炭などでろ過して瓶詰めするホワイトラム。
熟成したものやろ過しないものに比べると癖がなく、すっきりとしているので、初心者におすすめのラム酒とされています。

三つ目は樽で3年以上熟成させたダークラム。
琥珀色が強く、ラム酒特有の味や香りもより濃厚になっています。ラム酒の風味をしっかり味わいたい人に適した種類です。

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③飲み方で選ぶ

初心者がラム酒を選ぶときは、飲み方を基準にするのがおすすめです。
ラム酒をストレートで楽しみたいのなら、ラム酒の風味をしっかり感じられるゴールドラムやダークラムを選びましょう。

一方、ロックやカクテルとして楽しみたいのならホワイトラムがおすすめです。軽くてすっきりした飲み心地になる他、カクテルの素材をより引き立ててくれます。

また、初心者ならバニラやシナモンなど、スパイスをプラスしたスパイスドラムというフレーバー付きラム酒を選んでもよいでしょう。

調合されているスパイスは銘柄によって異なりますが、フルーツやバニラ、チョコレートなど甘いフレーバーのラム酒なら、初めてラム酒を飲む人でもカジュアルに楽しめます。

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ラム酒のおいしい飲み方・割り方

ラム酒のおいしい飲み方・割り方も紹介します。ラム酒の飲み方はいろいろありますが、初心者ならラム酒をコーラで割ったラムコークを試してみるのがおすすめです。

ラムコークはラム酒を使った定番カクテルの一つで、コーラとラム酒のフレーバーが混じり合い、より大人っぽい飲み物に。自宅でも簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。

ラム酒本来の風味をしっかり味わいたいときは、グラスにそのままラム酒を入れて飲むストレートがおすすめです。
あらかじめグラスを冷蔵庫などで冷やしておくと常温よりも飲みやすくなるので、初心者もチャレンジしやすくなります。

ラム酒に合う料理・おつまみ

ラム酒を飲むときにおすすめのおつまみは、ナッツやドライフルーツ。
ナッツ類の適度な塩気は、ほのかな甘味を持つラム酒と相性が良いことで知られています。

また、ラム酒はフルーツベースのカクテル作りによく用いられ、果物との相性も抜群です。
イチゴやマンゴー、クランベリーなどのドライフルーツを一緒に味わうと、まろやかな甘味とコクを楽しめます。

料理と一緒にラム酒を楽しみたいときは、肉料理と合わせるとよいでしょう。
ラム酒は香りがやや強めのお酒なので、肉料理の中でもフライドチキンやステーキ、ハンバーグなど、やや濃いめでしっかりした味付けのものの方が適しています。

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高級ラム酒は日常から特別な日まで楽しめる

ラム酒は日常のリフレッシュから特別な日の乾杯まで、幅広いシーンで楽しめるオールマイティなお酒です。

お酒を飲み慣れていない方から、玄人の方まで、幅広く楽しめるお酒と言えるでしょう。

ラム酒の香りや味わいをしっかり楽しみたいときはゴールドラムやダークラム、すっきりした味わいを好む人やカクテルを作りたいときはホワイトラムを選ぶなど、ニーズに合った飲み方ができるのもラム酒の特長になります。

特に高級ラム酒と呼ばれる銘柄は、香り・味わい・余韻ともに素晴らしく、ラム酒の魅力をしっかり堪能できます。

初心者が飲みやすい銘柄もたくさんあるので、ラム酒に興味・関心がある人はぜひ一度チャレンジしてみてください。