あなたにおすすめのブランデーの飲み方
ワインを蒸留したお酒『ブランデー』。
ブランデーのイメージというと、ブランデーグラスを手のひらで包み込むようにして持ち、手の体温に伝わってブランデーの芳香が立ちのぼり、典雅な香りを楽しむ…。
でもこの飲み方、実はヨーロッパではスマートな飲み方ではない?!
ブランデーには色々なブランデーの飲み方があるのです。
今回はブランデーのおすすめの飲み方、そしてブランデーの誤解についてお話をしていきたいと思います!
目次
ブランデー本来の風味を堪能する飲み方
『ブランデー』は、香りや味を心ゆくまで楽しむことが出来るお酒です。
その香りを一番楽しめる飲み方が『ストレート』です。
かといって、水で割ると香りが減ってしまうのでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
ブランデーを、オンザロックや水割りで飲むと、また違った香りや味を楽しむことが出来ます。
水割りを作る場合、ブランデーグラスにブランデーと水を1対1の割合で入れ、軽く混ぜまると、それだけでも十分に香りが漂ってきます。
ブランデーのソーダ割りもおすすめです。
バーでは、ブランデーを頼む時はストレートといわないと、ブランデーのことを知らない人だと思われる、なんていわれることもありますが、そんなことは気にせずに自分の好きな飲み方で飲みましょう。
イギリスでは王族貴族もソーダ割りでブランデーを楽しんでいたそうです。
ブランデーの新しい一面を発見する飲み方
ブランデーをベースにした美味しい飲み方を何種類か紹介していきたいと思います。
ブランデーは意外な物と組みわせても美味しいです。
・ニコラシカ
ブランデーをストレートで味わう方法として、「ニコラシカ」というちょっと変わった飲みかたもあります。まず、細長い足のついたリキュールグラスにブランデーを注ぎ、レモンの輪切りを乗せ、砂糖を盛ります。
そのレモンを二つ折りにして噛みしめたら、ブランデーを一緒に飲みます。
甘酸っぱい味覚が口の中をすっきりさせ、ブランデーが口の中で一体になる、お口直しの一杯におすすめしたい飲み方です。
・ブランデースプリッツァー
いま注目を浴びているブランデーの楽しみ方です。ブランデーを炭酸で割ってオレンジなどのフルーツを入れた、バルで人気のカクテル。
果実をブランデーに一晩漬けておくとなお美味しい。
炭酸のシュワシュワ感が、ブランデーのおいしさをより一層引き立てます。
・カフェロワイヤル
カップにコーヒーを入れ、スプーンに角砂糖を乗せ、ブランデーを染みこませて、火を灯すという飲み方です。”香り高いコーヒーの飲み方のひとつ”といっても過言ではないでしょう。
これはナポレオンが飲んでいたことでも有名です。
部屋を暗くして飲むと、火の灯りと香りでリラックスできますね。
是非、部屋を暗くして、青い炎の美しさを味わいながら飲んでみてください。
ブランデーグラスの誤解
ブランデーをストレートで飲むグラスは、どのようなものがいいのでしょうか。
日本では、たいていは脚が短いグラスを使い、掌でグラスを温めて香りを立たせて飲むものと考えられています。
しかし実は、これは誤解なのです。
この飲み方はヨーロッパではスマートな飲み方ではありません。
ヨーロッパのブランデーメーカーやグラッパメーカーは、脚が長く、先端がチューリップのようにすぼまったグラスを推奨しています。
ブランデーのアルコールは40%以上ととても高いので、掌の温度がなくても、空気中に漂わせるだけで香りが立つためです。
掌で温めるタイプのブランデーグラスは、本来、安価なブランデーに使用される飲み方なのです。
まとめ
色々な飲み方があるブランデー、特に“こう飲まなければならない”という堅苦しいルールはありません。そのシュチュエーションや気分に合わせて、あなたにとって最高のシーンを演出してください。
君の瞳に…乾杯!