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ワインには賞味期限がない?未開封・開封後の飲み頃や正しい保存方法

ビールやチューハイ、日本酒などは賞味期限が表示されており、いつまでに飲めばいいのかがすぐに分かります。しかし、実はワインにはラベルに賞味期限の記載がないのです。そのため、「いつが期限なのかわからない」という方や、ワインを大事に保管している方であれば「腐っていないか心配」などと疑問や悩みを抱く方も多いはず。

そこで今回は、ワインの賞味期限の有無や開封したらいつまでが賞味期限なのかといった飲み頃について解説していきます。ワインを美味しく楽しむためにも、未開封・開封した場合ともに美味しい飲み頃をぜひ覚えてください。

ワインには賞味期限がある? ない?


ワインのラベルには賞味期限の表示がありません。では、ワインには賞味期限があるのか、それともないのかについて紹介していきます。

ワインには賞味期限が表示されていない

ワインには賞味期限が存在しておらず、期限を確認することはできません。ワインは樽の中で熟成させて造られるお酒で瓶詰めされた後でも、熟成し続けるためそもそも「腐る」という概念がないのです。中には、熟成期間が数十年から100年を超えているようなものまであります。

しかし、賞味期限がなく腐らないといっても、味わいが劣化しないというわけではありません。開封したまま長期間置いておくことや、急激な温度上昇や振動によって味が劣化する可能性があるため注意が必要です。

また、ワインの種類によって飲み頃が変わってくるため、賞味期限がないとってもいつまでも手を付けずにいると飲み頃を逃してしまうかもしれません。なぜ飲み頃が変わってくるのかというと、ブドウの品種・土壌・収穫年・醸造方法・保存方法などが異なることが関係してくるためです。ワインのラベルに飲み頃は記載されていませんので、ワインの種類ごとにいつが飲み頃なのか知っておく必要があるでしょう。

ワインのラベルに記載されている項目

ラベルでは、賞味期限・飲み頃は記載されていませんが次のような項目が記載されています。ぜひ、ボトルのラベルに記載された項目を確認して、ラベルからワインを楽しんでみてください。
  • ブランド名
  • メーカー名
  • ワインの産地名、ブドウの収穫地名、醸造地名
  • ブドウの品種
  • ブドウの収穫年(ヴィンテージ)
  • アルコール度数
  • 容量
  • 格付け


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未開封のワインの飲み頃は?


未開封である場合、ワインの種類ごとにいつが飲み頃なのかが変わってきます。飲み頃前や後に飲んでも構いませんが一番美味しく楽しみたいのであれば、紹介する飲み頃で試してみてください。

〜2000円位の手頃なワインの飲み頃

コンビニ・スーパー・ワインショップなどで、〜2000円ほどで購入できる比較的お手頃なものを購入される方は多いでしょう。安価なワインは、日常の食事の際に楽しむテーブルワインとして何年も熟成することはできません。早熟タイプとも呼ばれ、すぐに飲むものとされています。「店頭に並んでいる=飲み頃」のものが多いため、購入してすぐに飲んでください。

3000円〜数万円のワインの飲み頃

3000円〜数万円ほどの高級なワインの場合、お手頃価格のワインとは違い、少し熟成させてから飲むとおいしく味わえるでしょう。そのため、熟成タイプとも呼ばれています。およそ半年から数年熟成させておくのがベスト。しかし、ワインセラーで保管ができない場合は急激な温度の上昇による味わいの劣化を防ぐために、購入してから夏を越す前に飲みましょう。

赤ワインの飲み頃

早熟タイプの赤ワインの場合は、購入から2〜3年以内が飲み頃です。成熟タイプのものであれば、5~10年ほどで飲み頃とされるものもあります。

白ワインの飲み頃

白ワインの場合は、購入から1〜2年以内が飲み頃。モンラッシェなどの成熟タイプの白ワインの場合は、10年以上長期成熟させたほうが飲み頃な種類もあります。
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スパークリングワインの飲み頃

長期保存を目的として造られていないため購入してから早めに飲みましょう。長くて1年~2年ほど保存ができますが、長く保存しすぎると炭酸ガスが抜け、コルクが腐る可能性があります。注意しておきましょう。

ボジョレーヌーボーの飲み頃

できたてのフレッシュな味わいを楽しむワインです。熟成して飲むことを目的としていません。解禁されたその年内までにできるだけ早めに飲むようにしましょう。

お酒買取専門店「ファイブニーズ」では、 ボジョレーヌーボーはほかのワインと比べて劣化が早いことから買取対象外となっていますのでご注意ください。

ワインの飲み頃を見極めるには?

ワイン好きの方であれば、「自分で飲み頃を見極めたい!」という方もいるでしょう。しかし、見極めるためには知識や経験が必要となってきます。そのため、ワインの飲み頃を知りたい場合には、基本的には購入したお店で尋ねるようにしましょう。また、なかにはボトルに温度計を装着したら、飲み頃の温度を教えてくれるような便利なグッズもあるようです。

開封後のワインの賞味期限は?


ワインは腐るという概念がないため、開封して早めに飲まなかったからといって、決して腐ったりカビが生えたりするわけではありません。ただ、開封し空気に触れるたび、酸化が進んでいき「味・香り・風味」などがどんどん落ちてしまいます。

そのため基本的には、開封したら早めに飲んでください。もし、購入したワインを飲むのを忘れており「飲んで大丈夫?」という場合や、いつ開封したかわからないという場合は次のような基準でワインの状態を見極めましょう。

1.色が変色していないか

ワインは酸化により、茶色に変色することが。赤ワインの場合、変色を判断するのは難しいですが赤ワインも白ワインも変色し香りや風味が劣化します。変色している場合は飲み頃を過ぎてしまい劣化している証拠。

2.コルク臭がするかどうか

ワインは腐らないお酒と紹介しましたが、実はワインのコルク部分は腐るのです。コルクが腐ることにより発生するコルク臭は「ブショネ」と呼ばれています。湿った段ボールのような匂いがしたら、腐ってカビが生えているということですので注意してください。もし、購入して間もないのにブショネが起こってしまっている場合は、購入したお店に交換をお願いしましょう。

3.ワインが漏れていないかどうか

ワインは温度が上がりすぎて、熱膨張してしまいコルク部分がボトルから押し出されてしまうことが。それにより、ボトルからワインが漏れ出てしまっている場合は、酸化が進み飲み頃を過ぎてしまっていると言えるでしょう。

4.気泡が発生しているかどうか

ワインで気泡が発生してしまっている場合、発酵が進んでいる証拠です。そのため飲み頃を過ぎてしまっています。

種類によって開封してからの期限は変わってくるため、それぞれいつまでに飲めばいいのかも紹介します。また、後の項目で開封したワインを長持ちさせる方法もあるので合わせてご覧ください。

〜2000円位の手頃なワインの賞味期限

〜2000円位のリーズナブルな価格のワイン(テーブルワイン)の場合、開封してから1週間程度を目安として飲み切るのがよいでしょう。

3000円〜数万円のワインの賞味期限

リーズナブルな価格のワインと同様に、3000円〜数万円の高級ワインも開封してから1週間程度を目安として飲みきってください。

赤ワインの賞味期限

赤ワインは開封してから3〜5日程度で飲みきりましょう。しかし、フルボディ・ミディアムボディといった赤ワインは、開封して少し時間が立ち酸化している方がまろやかで飲みやすい味わいを楽しめるでしょう。酸化すると酸性を強く感じるライトボディの場合は、5日程度で飲みきってください。

白ワインの賞味期限

白ワインは開封してから5日程度で飲みきりましょう。白ワインは、辛口・甘口によって多少変わってきます。辛口の白ワインの場合は、酸化による劣化が激しいため3〜5日程度。また、甘口の白ワインの場合は酸化しても味わいや香りにそれほど変化がないため2〜4週間程度楽しめるものもあります。

スパークリングワインの賞味期限

スパークリングワインは一度開封すると炭酸ガスが抜けてしまうため、劣化が激しいデリケートなワインです。そのため、開封したその日に飲み切るのがおすすめ。飲みきれない場合でも、2日程度で飲み切るようにしてください。シャンパーニュなど、種類によっては開封した翌日のほうが美味しく楽しめるものもあります。

ワインを楽しむための正しい保管方法


ワインをより楽しむためにも、正しい保管方法を覚えておいてください。未開封のワインを保管する上で大切なポイントは「光・温度・湿度・振動・匂い移り」の5つです。それぞれ詳しく紹介していきます。

1.光

ワインは光に当たってしまうと、還元臭の原因に。そのため、少しの光や蛍光灯であっても避けて暗い場所で保管するのがベストです。光の入る部屋や、窓際で保管することは避けましょう。ワインを光から守るために、ボトルに新聞紙を巻くといった方法もあります。

2.温度

ワインの保管に適している温度は「13~15度」。涼しく、温度差のない場所での保管が最適です。また、30度を超えると劣化してしまい、寒すぎても味が崩れてしまうので気をつけてください。

3.湿度

ワインの保管には温度だけでなく「湿度」も重要になってきます。ワインの保管に適している湿度は「65~80%」。湿度が低い場所で保管してしまうとコルクが乾燥してしまい収縮し、そこから酸素が入りワインの酸化を招いてしまう可能性があるため注意しましょう。

4.振動

ワインは振動を与えてしまうと、化学反応が起こり変質してしまう可能性が。振動がない場所で保管し、手に取る際に注意しましょう。

5.匂い移り

実はワインは、コルクを通して外部の匂いを取り入れてしまいます。そのため、匂いが強いものは周辺に置かないように保管してください。例えば、薬品・塗料・野菜などは注意が必要です。

家庭でもできるワインの簡単な保管方法

正しい保管方法を説明しましたが、気をつけないといけないポイントがたくさんあるため、「家庭では保存するのが大変そう」と思う方もいるでしょう。しかし、家庭でも簡単にワインを保管できます。家庭での保存に適している場所は、次の3箇所です。

1.床下スペース

床下スペースはそれほど開け締めをする場所ではないため、温度の変化が少ないということからワインを保管できます。

2.北側の押入れ

家庭に床下スペースがないという場合はこちらがおすすめ。日差しが差し込みにくいため、温度が比較的上がりにくいのです。しかし、梅雨の時期は湿度が上がってしまったり、夏場はエアコンで乾燥が起こってしまったりする可能性があるため注意が必要。

3.冷蔵庫の野菜室

野菜室は比較的開け閉めが少なく温度や湿度の変化も起こりにくいです。もし、湿度や温度が低すぎる場合は、ボトルに新聞紙などを巻いておくといいでしょう。季節に合わせて北側の押入れと上手く使い分けるのがおすすめ。

ワインの保管にはワインセラーもおすすめ

家庭でもできるワインの保管方法を紹介しました。しかし、やはりワインの保管に一番適しているのは「ワインセラー」です。正しいワインの保管方法が全て適応されているため、美味しくワインを楽しめます。ワインセラーと聞くとお金持ちの人が使うイメージや値段が高いイメージがあるでしょう。

しかし、小さいものであれば意外と安く購入することができます。家庭には保管場所がないという方や、ワインにこだわりを持っている方であれば、ぜひ導入してほしいです。中には、LEDがおしゃれに光るなどインテリアとして飾るのに最適な商品も。

お酒買取専門店「ファイブニーズ」では、 ワインセラーで保管するワインが買取対象となります。常温保管のものは買取しておりませんのでご注意ください。

開封後のワインを長持ちさせる方法


未開封のワインの保管方法を紹介しました。では、開封してしまったワインはどのように保管し長持ちさせればいいのか便利なアイテムを用いて紹介していきます。

真空ポンプ・ワインストッパーを利用する

真空ポンプ・ワインストッパーは、白ワインと赤ワインに使用するアイテム。使用することでワインのボトル内を真空状態にしてくれるため、ワインの酸化を防いでくれます。

シャンパンストッパーを利用する

シャンパンストッパーは、スパークリングワイン・シャンパンに使用するアイテム。使用することで、炭酸ガスを抜けにくくしてくれます。

ワインキャップを利用する

ワインキャップは、開封したワインのボトルに装着して酸化を防いでくれるアイテム。隙間なく密閉できるため、保管時に寝かしても中身が溢れる心配がなく、コルクよりも密閉性が高いです。

開封後のワインを飲みきるための工夫


「ワインを開封してから、時間が立ち味が落ちてしまったから飲む気になれない」という方もいるでしょう。そんな、開封後に飲みきれなかったワインは次のような工夫で飲み(使い)切ることができます。

料理に利用する

ワインを飲みきる方法として最適なのが料理に利用することです。赤ワインの場合は、「牛肉煮込み」や「ビーフシチュー」に利用するのがおすすめ。または、ハンバーグやパスタのミートソースにするのもいいです。
白ワインの場合は、赤ワインのように色がつかないため、貝類・白身魚などと合わせるのがおすすめ。フルーツと白ワインを合わせてデザートにするのもいいでしょう。

サングリアやホットワインにする

サングリアやホットワインは、ワインとフルーツを合わせて作ることができます。自宅でも簡単に作れるため、好みのフルーツやスパイスを加えて味を変えて楽しんでみてください。

まとめ


ワインは腐らないお酒のため、賞味期限がないということを理解していただけたでしょう。しかし、賞味期限がないからとっていつまでもその味が保たれるわけではありません。ワインの種類によって飲み頃がかわってくるため、購入したらお店で飲み頃を尋ねてみてください。購入したワインをできるだけ美味しく味わうためにも、ワインの飲み頃を見極めましょう。

また、開封した後のワインは劣化していくばかりのため、ご自身の責任において早く飲みきることを心がけ、美味しいうちに楽しんでください。もし、飲みきれなかったという場合は紹介したように料理に利用することも可能。しかし、無理に美味しくないワインを飲まずに、飲み頃を過ぎてしまったワインは思い切って捨てるというのも一つの手です。

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制定日 2020年8月20日
最終改正日 2020年10月1日

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            • その他法定代理権の確認ができる公的書類
          • 代理人が成年被後見人の法定代理人の場合
            • 後見登記等に関する登記事項証明書(発行日から6ヶ月以内)
            • その他法定代理権の確認ができる公的書類
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