ワインの持つ健康効果
このブームにより日本での赤ワイン消費量は大幅に増加しましたが、このブームはたった1年で終わってしまいました。
今も昔も身体に良いといわれると幾度と無く起こる健康ブーム、でもそれは続けることに意味があると思います。
今回は最近さらに見なおされた『ワインの持つ健康効果』についてお話を進めていきたいと思います!
赤ワイン
赤ワインの中に含まれる成分として注目を浴びたのが、『ポリフェノール』という成分。ポリフェノールとは葡萄の果皮・種子・果汁などに含まれる、カテキン・フラボノイド・
タンニンなどの成分の総称です。
赤ワインが渋いのは、このポリフェノールが豊富に含まれているからです。
赤ワインは健康に良い事はもちろん、若々しい肌や身体の維持をする美容健康効果があります。
・心臓を守る
赤ワインに含まれる『ファイトケミカル』という物質が、善玉コレステロールを増加させ、
心臓の冠状動脈を保護する役割を果たします。
・血糖値を一定にする、脳卒中の予防
1杯の赤ワインは血栓を防ぎ、動脈内にコレステロールが溜まるのを防ぎます。
そのため、脳卒中などの発作を起こす危険性を減少してくれる効果があります。
・肌の潤いとハリの維持
葡萄の種に多く含まれる『プロアントシアニジン』は、ビタミンCの50倍の抗酸化作用
を持ち、細胞の再生には欠かせない成分といわれています。
・肌の老化を防ぐ
レスベラトロールという成分が、肌の老化などを促す『フリーラジカル』を撃退してくれる
といいます。
お酒は美容の敵!と思っている方もたくさんおられる思いますが、適度な赤ワインには素敵な美容効果があるのです。
白ワインは?
白ワインの特徴といえば、身体を健康にすることによる美容健康効果があります。・利尿作用、デトックス効果
白ワインに含まれる『カリウム』が、余分な老廃物や水分を外に排出する利尿作用があり、
翌日のむくみ防止やデトックス効果があります。
・健康な骨の維持
白ワインの成分はミネラルバランスがとても優良です。
特にマグネシウムとカルシウムが同じぐらい含まれており、骨を丈夫にしてくれる働きがあります。
・便秘解消
腸内環境を正常にする働きを持つ『有機酸』が多く含まれており、お肌の天敵である
便秘解消にも効果的です。
腸内環境のバランスを整えることでもエイジングケアにつながり、美容健康効果があるといえます。
白ワインしか飲めない人も、安心して健康効果を得ることができますね。
どんなワインでもいいの?
赤ワインに含まれるポリフェノールは、全ての赤ワインに同じ濃度で含まれているわけではありません。同じワインでも、作られる葡萄品種や生産される地方により違いがあるといいます。
違うといえど、ワインは葡萄に含まれている成分をほとんどワインの中に取り入れるため、
そのまま葡萄のミネラル・ビタミン・ポリフェノールが豊富に含まれているのです。
通常食品に含まれているビタミン・ミネラル・ポリフェノール等は人体に30〜40%しか吸収されませんが、ワインに含まれているこれらの成分はほぼ100%人体に吸収されるといわれています。
だから多くの健康効果や美容効果が期待されるのですね。
また熟成した高級ワインには、通常のワインと比べ特に多くの有効成分が含まれています。
年代が古いビンテージワインは、長期熟成されることにより分子の高分子化が進みます。
分子の高分子化はポリフェノールと同じ働きをするため、もともとワインの持つポリフェノールと重合体になりさらに効果が倍増されます。
健康効果があるといえ、注意してほしいのが『飲み過ぎ』です。
アルコールを摂取しすぎて別の病気になる可能性があるので、適量を飲むようにして下さい。
美容健康に効果的な量の目安は、1日にグラス1~2杯です。
また赤ワインは歯に色素が付きやすいので、気になる場合はこれを防ぐために一緒にお水を用意しましょう。
お水を時々口に含んで色素が付着しないようにするとともに、お酒に弱い人でも、お水がアルコールの分解を助けてくれる働きをしてくるので悪酔いしにくくなります。
美味しいうえに、美容効果もあるなんて、女性にとっては最高の杯ですね。
貴方にあった量のワインを楽しく飲んで欲しいと思います!