季節限定ビールの違いってなに?
それから150年近くが経ち、いまやビールはすっかり定番の飲み物となりました。
この記事を読んでいる方の中にも、お酒はビールしか飲まないよという方も多いのではないでしょうか?
近頃は朝晩に冷え込むことも多くなってすっかり秋本番といった感じですね。
食べ物、紅葉、衣替えなど様々な形で季節の変わり目は感じられますが、私のようなビール飲みにとっては、気温以上に季節の移り変わりを感じさせてくれるものは、やはり季節限定ビールです。
わたしもコンビニで見たことの無いビールを見かけると、ついつい買い物カゴに入れてしまいます。
……ところが、季節限定ビールって普段のビールと比べてどう違うの?と言われると、実際のところはよく分かりません。
ビール好きにとってこれは由々しき問題! そんなわけで、今回は季節限定ビールについて調べてみました。
目次
大手各社の秋ビールラインアップ毎年の定番となった季節限定ビール
大手各社の秋ビールラインアップ
というわけでまずは、今発売されている、大手ビールメーカーの秋ビールたちをご紹介していきたいと思います。
【キリン 秋味】
今年で発売25周年を迎える、秋ビール界不動のエース。
通常のキリンビールと比べて1.3倍の麦芽を使用し、しっかりしたコクとのどごし感を実現しています。
アルコール度数は通常よりも少し高めの6%。
【サントリー ザ・プレミアム・モルツ 芳醇エール】
高級ビールの代名詞ともいえるプレモルの、秋限定商品がこちら。
上面発酵という方法で造られたエールタイプのビールで、秋らしい、フルーティで芳醇な味わいを感じられます。
【サッポロ 琥珀ヱビス クリスタルアンバー】
こちらも高級ビールとして有名なエビスから。
クリスタル麦芽を増量し、深いコクとまろやかな味わいにより一層磨きをかけています。
見た目の美しさにこだわっているようで、液体の透明感や、真っ赤な缶にはつい目を引かれてしまいますね。
【アサヒ スーパードライ スペシャルパッケージ】
定番ビール、スーパードライからも秋限定品が出ています。
……が、こちらはパッケージが違うだけで中身は通常と同じということなので、アサヒからは第三のビールを紹介します。
【クリアアサヒ 秋の琥珀】
4種の麦芽と7種のホップを組み合わせて造られたこちらは、香ばしいロースト香やコクのある味わいを進化させています。
-----それで結局、どう違うの?
ここまで紹介してきた秋ビールたちですが、それでは実際のところ、どう違うのかと言われると、……実はよく分かりません!!(笑)
というのも、当然ですが詳しい製法や原材料は企業秘密となっているのです。
わたしたち消費者に分かるのは、結局のところ味やデザインの違いだけ。
ただし、各企業の公式HPなどでは、総じてコク感や濃さ、香りの芳醇さを重視する傾向にあるようです。
春には 華やかな香りとさわやかな後味が出るように麦芽やホップを選び、炭酸ガス圧をやや控えめに設定することでやわらかな口当たりの物があります。引用元:サントリーなるほどコール
秋向けには麦芽をふんだんに使用して、食欲の秋に合わせて濃く贅沢な味わいです。 副原料も大麦を使用して味わいを深めたり、アルコール度数は通常5%や5.5%の製品が多いのですが、6.5%位のやや高めに設計して飲みごたえを強めた製品が人気です。
毎年の定番となった季節限定ビール
ビールメーカー各社とも、季節の特徴にマッチするように味わいを変化させています。 秋であれば、その大きな特徴は、食欲の秋にぴったりな贅沢な味わい!
コク深く芳醇な香りを高めた重厚さは、秋の夜長に飲んでこそです。
最後に、わたしが個人的に注目する新商品をご紹介したいと思います。
【サントリー サントリークラフトセレクト ザ・パンプキン】
こちらは、サントリーから先日発売された限定品。
日本でもすっかり定着したハロウィーンをイメージした新商品です。
パンプキンビアは読んでその名の通り、原料にカボチャを使用したビールですね。
私も知らなかったのですが、アメリカではスタンダードなものなのだそうです。
そんなパンプキンビール。わたしも早速飲んでみましたが、缶を開けた瞬間から甘い香りが漂う、ホクホクのパンプキンパイのような味わいです。
フルーツビールのように甘くて飲みやすいので、ビールは苦いから苦手なんだという方でも、きっと気に入って頂けるのではないでしょうか?