古酒の買取相場はいくら? 古いお酒を高く売るコツや注意点も解説!
突然ですが、日々ファイブニーズがお酒買取をさせていただいているなかで、お客様からのご依頼が最も多いお酒は何か、ご存知でしょうか?
それは、古酒です!!
「えっ!? そんな古いお酒でも買い取ってもらえるの?」
と思われたそこのあなた!
実は、お酒買取専門店では、古酒であっても買取ることができます。
それどころか、「新しいお酒よりも古酒の方が逆に高額買取になった」ということもあり得ますよ。
というわけでここでは、そんな古酒のお買取りについてご紹介していきたいと思います。
そもそも古酒とは?
それでは、さっそく古酒の買取についてご説明……の前に、まずはそもそも古酒とはなんなのか、ということをご説明したいと思います。
と言っても、実際には古酒というもの自体に厳密な定義があるわけではなく、その捉え方はお酒の種類や人によって、実際にはあいまいなものです。
例えば、沖縄の特産酒である泡盛の中には、銘柄名のなかに「古酒」という言葉が使われているものがあります。
泡盛の場合では、3年以上熟成貯蔵されたものであれば「古酒」という表記を使っていいということになっていますが、これは平成27年8月に定められた基準でのこと。
それ以前の規定では、全体の50%以上が3年以上熟成されたものであれば「古酒」を名乗っても良いということになっていましたので、最近になって基準が厳しくなったわけです。
また日本酒でも銘柄によって「古酒」という言い方をされることがあります。
こちらの場合も泡盛と同様に熟成させたものを指しているのですが、厳密な取り決めがあるわけではないので、各酒蔵の判断で古酒という銘柄名が使われていることも多いのだそうです。
このように、「古酒」という言葉だけでも、その定義は実にあいまい。そしてこの記事で取り上げるのは、お酒買取業界で使われる用語としての「古酒」です。
その意味合いは、お酒の名称といった定義よりももっと単純に、読んで字のごとく「古いお酒」のことを表しています。
昔海外旅行に行った際に免税店でお土産として買ってきたブランデーや、コレクションしていたけれど飲む機会が無かったウイスキー、お中元やお歳暮で貰ったままにしてあったワインなど、お客様の手に渡ってから数年以上が経っているものを、買取業界では古酒と呼ぶことが多いのです。
最近ではすっかり少なくなってしまいましたが、昔はそうしたお酒たちをサイドボードやテレビ台、飾り棚などに飾っておくことも多く、飾られたまま十数年以上そのままだった、というようなお酒も珍しくありません。
そうしたお酒たちが大掃除の際に不要となったり、近年流行りの断捨離や終活の一環としてご売却されることも多いのです。
そんな古酒の最大の特徴としては、終売やラベル変更となってしまい、現在では二度と手に入らないお酒が眠っていることが多い、ということが上げられます。
特に人気のある銘柄では、昔のラベルデザインを集めたがるコレクターも多いため、ラベルが現在と違っていたり、年代によって微妙に味わいが変わっているといった理由で、現行のお酒よりも古酒の方が比較的高額査定になりやすい、という傾向があるのです。
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古酒でも買取可能なの?
ところで、こうした古酒の買取をさせて頂いている際に、お客様からよく驚かれることが「こんなに古いお酒でも買い取ってもらえるんですか?」ということです。
古酒は、場合によっては購入してから何十年と経っているものもありますので、本当に買い取ってもらえるのか? そして飲むことはできるのか? という点はやはり気になるところではないかと思います。
実はお酒には、基本的には賞味期限というものは設定されていません。これは、お酒が非常に腐りにくいからなのです。
食べ物や飲み物が腐るというのは、細菌や微生物の働きによって食べ物の成分が分解されていくこと。
お酒の主成分である「アルコール」には強い殺菌作用があるため、こうした微生物たちの働きを抑制することができ、そのため腐ったりカビが生えたりといったことにはなりにくいのです。
もちろん保存状況にもよりますが、適切に保管していた場合は、何十年と経ったお酒でも問題なく飲むことができるのだそうですよ。
特に、お酒の中でもウイスキーやブランデーと言った蒸留酒はアルコール度数が非常に高いため、醸造酒に比べると圧に劣化しにくいという特徴を持っています。
その保存性の高さは、直射日光や高温の環境を避けておけば、半永久的に飲むことができるとも言われるほど。
ただし、開封してしまった場合はその限りではなく、また適切に保存されていなかった場合には酸化してしまっていたり、アルコール分が蒸発して抜けてしまっていたり、ということもあるので注意が必要です。
また、ウイスキーやブランデーと同じく蒸留酒である焼酎も、比較的品質が変わりにくいお酒の一つです。
こちらも何十年と経ったものでも飲むことができると言われていますが、やはり保存状況によっては風味が飛んでしまうため、できるだけ冷暗所で保管して頂くようにお願いします。
一方で、日本酒やワイン、シャンパンといった醸造酒の場合は、より注意が必要です。
こうしたお酒は基本的にアルコール度数が低めのものが多く、そのため品質の変化が起こりやすいお酒となっています。
ワインやシャンパンの場合だと、そうした年月による変化(熟成)を楽しむという側面があり、ワインファンはそうした熟成のピーク(飲み頃)をジッと待ち続けています。
そのため、適切に保管されていた飲み頃ちょうどのワインは、飲み頃前のワインに比べると買取金額も高くなる傾向にありますよ。
一般に、高級ワインは数十年という熟成によってはじめて味わいが完成すると言われるものも多く、高級な飲み頃ワインは自然と数十年保管された「古酒」となっていることも多いのです。
ただし、それは専用のワインセラーに保管されていた場合に限ります。
ワインやシャンパンは非常にデリケートなため、常温で置かれていた場合や直射日光に当たる環境に置かれていた場合、中身の品質の保証ができなくなってしまうため、査定金額がマイナスになることや、最悪の場合お買取り自体ができなくなるということも考えられます。
また、ファイブニーズでは規定として、日本酒の場合は製造から1年以内のものにお買取りを限らせて頂いております。
日本酒は基本的には「熟成」よりも、「鮮度」を重要としていることが多いのです。
そのため、製造から1年が過ぎてしまったものですと、風味や味わいが変化してしまっている可能性が高くなるため、お買取り自体をお断りさせて頂いているのです。
同じように、ビールや発泡酒の場合は、缶に賞味期限が記載されていることが一般的です。
決してこれを切れてしまうと飲めなくなる、というわけではありませんが、古酒としてお買取りをすることは出来なくなってしまいます。
ですので、もしビールや日本酒のご売却をお考えでしたら、出来るだけお早めに査定に出されることをオススメしていますよ。
このように、お酒には長い年月が経過したものでもお買取り可能なものが多数あります。
古いから買い取ってもらえないのではないかという思いで売却自体をあきらめてしまっていた方は、ぜひもう一度、無料お見積りをご検討して頂ければ幸いです。
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代表的な古酒の種類は?
ここでは、査定依頼を頂くことが多い代表的な古酒をいくつか紹介していきたいと思います。もし同じお酒をお持ちでしたら、高価査定の期待度大ですよ。
①ブランデー
まずはブランデーです。バブル時代に大流行していたということもあって、ご依頼頂く古酒の中では最も割合が多いお酒になります。
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【カミュ】
カミュは1863年創業のコニャックメーカーです。
創業以来数世代に渡って、伝統的な家族経営を続けており、その規模はフランスでも最大級。伝統を重んじるスタイルから「コニャックの名門」とも称されています。
海外旅行時のお土産として大人気を誇っており、ご自宅に保管されているという方も多いようですよ。
そんなカミュ製の古酒としては「カミュ ナポレオン」が最も代表的でしょう。緑色のつや消しボトルが特徴的です。
その他にも、本の形をした「カミュ ブックシリーズ」や、「カミュ VSOP」なども非常に有名です。
【レミーマルタン】
280年以上の歴史を誇り、王宮にも認められていたと言われる老舗コニャックメーカーがレミーマルタンです。
ケンタウロス(セントー)のシンボルマークがあまりにも有名ですね。
レミーマルタンでは、グランドシャンパーニュとプティットシャンパーニュというトップレベルの畑からしかブドウを使用しないというこだわりを貫いており、高品質なコニャック造りは世界で認められています。
レミーマルタンの代表的な古酒と言えば、「レミーマルタン VSOP」や「レミーマルタン XOスペシャル」が有名です。
またその他にも、最高級ブランデーの中でも最も有名だと言われる「ルイ13世」も、レミーマルタン社の造るコニャックのひとつです。
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【ヘネシー】
「コニャックの歴史がヘネシーの歴史」とも言われるほど、コニャックの発展に大きくかかわってきた名門ブランド、ヘネシー。
3つ星や5つ星といった格付けや、VSOP、XOといった等級もヘネシー社が始まりだったと言われています。
ヘネシー社の古酒といえば、「ヘネシー VSOP」や「ヘネシー XO」が代表的ですが、これらは時代に合わせて何度もデザイン変更や製法のリニューアルがくわえられているため、古酒としてのプレミア性が非常に高い銘柄ともいえます。
ヘネシーは高額買取が狙える定番のコニャックとも言えるでしょう。
【クルボアジェ】
日本ではあまり流通していない一方、海外旅行のお土産として非常に人気が高かったメーカーがクルボアジェです。
かつては、フランス皇帝ナポレオンが最も愛したコニャックともされており、そのため「ナポレオンのコニャック」と呼ばれることもあるほどです。
代表的な古酒は「クルボアジェ ナポレオン」。こちらはデザインによって金額が大きく上下する、まさに古酒といったお酒です。
また、かつて限定生産されていた、金色に輝く「クルボアジェ ナポレオン クールインペリアル」も非常に人気が高い一本です。
【マーテル】
大手コニャックメーカーの中でも特に長い歴史をもつと言われるマーテル社のコニャックは、長らく貴族に愛され続けた高貴なお酒として有名です。
古典的・伝統的な製法を現代でも守り続け、世襲制のチーフブレンダーによって受け継がれる華やかな味わいは他のメーカーとは一線を画しています。
「マーテル コルドンブルー」は現在でも生産が続けられているマーテルの看板銘柄ですが、年代によって様々なボトルが存在する代表的な古酒でもあります。
デザインによってその金額は何十倍も変わってくるので、特に査定が難しいと言われていますよ。
買取査定で依頼されることが特に多いのはこの5銘柄で、これらは古酒として非常に人気の高い銘柄でもあります。
ちなみにこれらの5銘柄を総括して、世界5大コニャックと呼ぶこともあります。
もし5大コニャックの古酒をお持ちでしたら、高額査定の期待度が高まりますね。
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②ウイスキー
その次に古酒のご依頼が多いのが、ウイスキーです。ウイスキーはブランデー以上に銘柄の種類が多く、さまざまな古酒で高額査定が期待できます。
ウイスキーには限定商品も多く、そのため現行品と旧行品の違いで金額がつくというよりは、終売となっているものに高額なものが多い印象です。
様々なメーカーの「〇〇周年記念」というような記念ボトルや、ごく短い期間だけ発売されていたレアボトルであれば、その希少性の高さから買取金額もグンっと跳ね上がります!
最近ではジャパニーズウイスキーブームを受けて、原酒不足から「山崎」や「響」といったいくつかの国産ウイスキーのラインナップが終売になっています。
こうした終売品は基本的に高額での取引をされていることが多いお酒となっています。
そんな数多くのウイスキーのなかでも、特にご依頼が多い古酒としてひとつを上げるとすれば、それは「ワイルドターキー」です。
バーボンウイスキーの代表的銘柄として長らく愛され続けたワイルドターキーですが、こちらは旧ラベルと現行ラベルによって金額が全く違ってきます。
見分け方はラベルに書かれている鳥の向き。正面を向いている場合が旧ラベルと呼ばれるものになっています。
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ウイスキーの古酒はブランデー以上に種類が豊富で、年代やラベルデザインによっても金額がまるで違ってくるため、その他のお酒に比べて圧倒的に査定が難しいと言われています。
ウイスキーの査定には専門的な知識と確かな査定眼が必要なため、お酒専門店でないとその価値を見極めることが難しいのですが、その一方で高額査定となる古酒も多いので、ご売却の際はぜひ専門店にご相談くださいね。
【ザ・マッカラン】
世界5大ウイスキーのひとつで、スコッチウイスキーの代表的存在である「ザ・マッカラン」。
世界中のウイスキー愛好家からの需要が高く、希少価値も非常に高いため、買取市場でも高値が期待できるブランドです。
どの銘柄も入手困難といわれますが、旧ボトルはよりレアとして非常に高い値が付けられています。
また、マッカラン黄金期と呼ばれる時代の原酒を使ったものや、30年ものや50年、60年ものなど、熟成年の古い銘柄も高価がつきやすいです。
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【山崎】
古酒の中でも高値で取引されることが多いのが「山崎」。
ジャパニーズウイスキーの人気上昇と原酒不足が相まって入手困難となり、高騰化し続けている大人気シリーズです。
「山崎」には、10年・12年・18年・25年など様々な銘柄があることで知られていますが、熟成期間が18年以上のもの、限定品で高額発売された55年などは、高価買取の対象となります。
中でも、旧ラベルや旧キャップのものは古酒として高価値となり、同じ年代の現行品と比べても高値がつけられています。
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【響】
日本が世界に誇る最高峰ブレンデッド・ウイスキー。
生産本数が限られ、元々希少価値の高い「響」ですが、旧ラベル商品や終売品が存在します。
これらは古酒として、より希少性が高く、高い価値がつけられます。
中でも、12年や17年は終売や休売となっているほか、現行販売品の30年でも旧ラベル商品は簡単には手に入らず、コレクター需要の高い商品です。
また、年代表記のないノンエイジタイプでも実は年代によって異なり、ゴールドラベルやゴールドキャップのものなどが旧ボトルとなります。
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③ワイン
ワインの古酒は、「オールドヴィンテージ」と呼ばれるものを指します。「ヴィンテージ」とはブドウの収穫年をいい、一般的に15年以上経年したワインを「オールドヴィンテージ」と区分します。
熟成され飲み頃となったワインは高い価値があり、当たり年と呼ばれる年のものは非常に貴重です。
【ロマネコンティ】
世界一高いワインとして名高い「ロマネコンティ」。
生産量わずか年間約6,000本の極めて高い希少性と圧倒的品質から、非常に高い価値がつけられているワインです。
価格は数百万円することが多く、ものによっては億単位の価値がつくこともあるのだとか。
特に高額とされる当たり年は、20世紀最高と称えられる1945年のほか、1990年、1999年、2003年、2005年、2009年、2010年、2015年です。
【シャトーペトリュス】
世界最高峰のボルドーワインとして名を轟かす赤ワイン。
ボルドーワインといえば5大シャトーが有名ですが、実はそれらを上回るほどの価値があるとされる銘柄です。
先に挙げた「ロマネコンティ」にも匹敵するほど希少価値が高いとされ、1本数十万円も当たり前。
中でも、最高評価を得た1961年ヴィンテージは「不死身のワイン」と称され、数百万円もの値段がつけられています。
【モンラッシェ】
ロマネコンティで有名なDRC社が製造する最高級白ワイン。
「もっとも偉大な白ワイン」と称される「モンラッシェ」は、非常に高い品質を誇り、長期熟成にも耐えられるワインとして知られています。
年間生産量も少ないため古酒としても非常に希少で、数十万円以上の高値がつけられるほど。
中でも、当たり年でもある1986年、2002年、2008年などは評価も高く、高額になりやすいです。
④シャンパン
シャンパンの古酒というと、あまりイメージが沸かない方も多いのではないでしょうか。しかし、シャンパンの古酒にも十分な需要があり、銘柄によっては年代が古いほうが高額買取になることもあるのです。
熟成年数の長いプレステージ等級のシャンパンは、古い年代でも高値がつく傾向にあります。
【ドン・ペリニョン】
シャンパンの中でも圧倒的に高価値な古酒といえば、世界で最も有名な「ドン・ペリニョン」でしょう。
「シャンパンは3つの時代を迎える」との哲学をもち、長期熟成への強いこだわりのもと造られるシャンパンは、年を経ても高い価値があるとみなされます。
生産本数が少なく今や市場に出回っていない年代や、収穫後30年の飲み頃を迎えたものなどは大変貴重とされています。
【サロン】
比較的歴史の短い「サロン」ですが、高級で優れたシャンパンとして有名です。
ブドウの作柄の良い年にしか造られず、幻のシャンパンとも呼ばれ、非常に希少価値が高いとみなされています。
高品質な味わいには熟成が大変重要で、飲み頃を迎えるまで長い時間を要すると言われます。
現行のものよりも、1990年代のもののほうが高価買取となることもあるようです。
【クリュッグ】
世界最高峰として認められ、「シャンパーニュの帝王」と称えられる「クリュッグ」。
製造に年月を要する「クリュッグ」は、シャンパンの中でも比較的希少性が高いと言われ、愛飲家も多いことでも有名です。
ブドウの当たり年にのみ生産される「ヴィンテージ」や、出来の良いヴィンテージをさらに熟成し昇華させた「ヴィンテージ・コレクション」は、古酒として貴重となる銘柄です。
⑤焼酎
蒸留酒でありアルコール度数の高い焼酎は、賞味期限もなく長期保存に向いたお酒です。3年以上かけて長期熟成させた焼酎の古酒は、風味豊かな深い味わいが特徴。
中にはプレミアのつく銘柄も存在するほど、焼酎の古酒は非常に人気のジャンルです。
【森伊蔵】
鹿児島芋焼酎の銘酒「3M」のひとつで、数多くある焼酎の中でもトップに君臨する「森伊蔵」。
素晴らしい品質はさることながら、その希少性から「幻の焼酎」と呼ばれます。生産量が少ないだけでなく入手も困難ゆえ、買取市場でも常に高値で推移しています。
熟成期間の長い「18年熟成原酒」や、激レアといわれる「初代 森伊蔵」などは、高額となる傾向にあります。
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【魔王】
「森伊蔵」と同じく「3M」のひとつとされる、「魔王」。
こちらも非常に人気が高いブランドですが、小規模生産のため入手困難となっています。
焼酎ファンのみならず、焼酎が苦手な人からの注目度も高く、希少性は高まるばかり。
「魔王」は熟成酒にあたり、適切に保管していれば劣化しにくいお酒です。
プレミアム化が止まらないため、10年、20年経過していても高価買取が期待できます。
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【百年の孤独】
芋焼酎の「3M」ではありませんが、「百年の孤独」もそれに匹敵するほど入手困難な麦焼酎です。
樽で熟成させるウイスキーの様な製法で、長い時間をかけて造られます。手造りへのこだわりから少量生産であり、非常に希少価値が高いお酒なのです。
長期熟成にも耐えうる品質で、愛飲家やコレクターも多いので、時間がたったものでも十分に買取可能といえるでしょう。
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⑥日本酒
鮮度が重要といわれる日本酒にも、実は古酒が存在します。日本酒においては意図的に長期間貯蔵して作られたものを言い、秘蔵酒の名がつくこともあります。
琥珀色に色づいているのが特徴で、コクが増して骨太な印象を与えます。
その他古い日本酒は、一般的に製造後1~2年以内であれば買取可能なことが多いです。
【十四代】
フルーティーな日本酒として名を馳せる「十四代」。入手困難のため、買取市場でも高い人気を維持しています。
「十四代」の代表的な古酒は「十四代 秘蔵酒 純米大吟醸 古酒」です。
「十四代」ならではの飲みやすさはそのままに、芳醇な香りと甘味をまとった美味しい古酒として人気の逸品。高値がつきやすい銘柄です。
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【磯自慢】
同じくプレミア日本酒として有名な「磯自慢」。日本酒では珍しくヴィンテージのカテゴリーが存在することでも有名。
磯自慢は日本酒を超えた造り方を採用しており、年代が古くなっていても、その時その時の美味しい味わいを感じることができます。
洞爺湖サミットや伊勢志摩サミットの2008年や2016年など、売切れ必至だったヴィンテージは人気が高いです。
【而今】
伊勢志摩サミットの乾杯酒に選ばれたほか、鑑評会などでも評価されている銘酒。
日本酒ファンはもちろん、ライトユーザーや女性からも高い人気を得ています。
少量生産かつ販売店限定のため、入手困難なレア酒としても有名。
生酒タイプは早いご売却をオススメしますが、人気銘柄は買取市場でも非常に人気なため、適切な保存状態であれば多少古くても高価買取の可能性も十分あるといえます。
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古酒の買取相場はいくら?
ここまで、代表的な古酒をご紹介してきました。一言に古酒といえども、様々な可能性があるということもお分かりいただけたかと思います。
古酒の価値は、種類や銘柄、年代などによって異なり、買取相場にも幅が生じます。
以下では、古酒の種類に応じて、おおよその買取相場をまとめておりますので、ぜひご参考になさってみてください。
【古酒】ブランデーの買取相場
ブランデーの買取は、カミュやレミーマルタン、ヘネシーなど、高額買取の対象となるブランドが比較的多く存在します。買取相場における人気銘柄の相場は、おおよそ以下のようなものがあります。
カミュナポレオン ブック型 | ~3,000円 |
レミーマルタン XO 700ml | ~10,000円 |
レミーマルタン ルイ13世 ベリーオールド 700ml | ~142,000円 |
ヘネシー リシャール 700ml | ~250,000円 |
※保存状態などの条件が良い場合に買取可能となります。
【古酒】ウイスキーの買取相場
銘柄にもよりますが、一般的に貯蔵年数の長いウイスキーや、終売・変更となったレアな銘柄は高額査定となりやすいです。買取相場における人気銘柄の相場は、おおよそ以下のようなものがあります。
ワイルドターキー トリビュート 15年 | ~85,000円 |
ザ・マッカラン 1980 18年 | ~27,500円 |
山崎 50年 初版 2005年発売 | ~30,000,000円 |
響 旧ラベル シリアル入り 21年 | ~350,000円 |
※保存状態などの条件が良い場合に買取可能となります。
【古酒】ワインの買取相場
ワインの買取においては、有名ブランドや人気銘柄、当たり年のものなど、買取相場が高くなるものが多く存在します。買取相場における人気銘柄の相場は、おおよそ以下のようなものがあります。
ロマネ・コンティ 1998 750ml | ~1,950,000円 |
ロマネ・コンティ 1995 750ml | ~1,400,000円 |
シャトー・ペトリュス 1990 750ml 13.5% | ~560,000円 |
シャトー・マルゴー 2015年 | ~115,000円 |
※保存状態などの条件が良い場合に買取可能となります。
【古酒】シャンパンの買取相場
シャンパンの買取では、ワイン同様に有名ブランドや人気銘柄のものなどが高価買取となりやすいです。買取相場における人気銘柄の相場は、おおよそ以下のようなものがあります。
ドンペリニヨン P3 | ~340,000円 |
クリュッグ クロ・ダンボネ 箱入り 1995 750ml | ~230,000円 |
ドンペリニヨン P3 ヴィンテージ 1988 | ~140,000円 |
ドンペリニヨン レゼルヴ ド ラベイ(ゴールド) 1993 | ~100,000円 |
※保存状態などの条件が良い場合に買取可能となります。
【古酒】焼酎の買取相場
焼酎の買取では、入手困難な銘柄の買取相場が高くなる傾向にあります。買取相場における人気銘柄の相場は、おおよそ以下のようなものがあります。
森伊蔵 楽酔喜酒 長期熟成 600ml | ~36,000円 |
森伊蔵 かめ壷焼酎 1800ml | ~13,000円 |
本格焼酎 百年の孤独 大麦製長期貯蔵酒 720ml | ~2,200円 |
魔王 1800ml | ~6,000円 |
※保存状態などの条件が良い場合に買取可能となります。
【古酒】日本酒の買取相場
日本酒においても、入手困難で人気の高い銘柄が高価買取となりやすいです。買取相場における人気銘柄の相場は、おおよそ以下のようなものがあります。
十四代(ジュウヨンダイ) 龍泉 720ml | ~280,000円 |
而今(ジコン) 大吟醸 720ml | ~10,000円 |
獺祭 磨き その先へ 720ml | ~16,000円 |
黒龍(コクリュウ) 石田屋 720ml
黒龍(コクリュウ)酒造 四合瓶 箱付 720ml |
~25,000円 |
※保存状態などの条件が良い場合に買取可能となります。
古酒が高額買取される理由
年数が経っている古酒であっても、お買取りが可能だということはここまででご理解いただけたかと思いますが、次に気になるのは、やはり金額のことではないかと思います。
古酒の中には、現行品(現在も一般に流通しているもの)と比べて、数倍から数十倍といった金額で取引されているものが多数あり、比較的高額査定が出やすいお酒だと言われています。
それでは、何故古酒がそんなにも高額で取引されているのかはご存知でしょうか?
そのもっとも大きな理由は、「プレミア」がつくからです。
先ほども書いたように、古酒の中には既に終売品となってしまっているものが多数あります。
そうしたボトルは通常の方法ではもう二度と手に入れることが出来なくなっているため、プレミア価格で取引されることも珍しくありません。
しかもこうした終売ボトルは日々消費されていきますので、その絶対数も年々減少していきます。
そのため、その価格が徐々に高騰していく、ということも考えられます。
また、現在も流通しているお酒の場合でも、古酒の中には現在とはラベルデザインや、味わいが微妙に違っているということが多数あります。
コレクターの方には、こういったオールドボトルを集めたがる方がいるため、古酒が高額で取引される、ということになるのです。
またワインの場合も同様に、飲み頃の絶頂に達するまで丁寧に熟成された高級ワインは、コレクターが自分で飲むために保管していることが多く、なかなか市場に出てくることはありません。
そのため、オールドヴィンテージの飲み頃ワインは、それだけで非常に価値が高いと言えるでしょう。
古酒は現行品か終売品かといった、そのボトルの年代やラベルデザインなどの些細な違い、そしてお酒の保管状況や市場の状態によって、その金額が数百円~数万円以上まで大きく変動することも珍しくありません。
しかし一方で、お酒には星の数ほどの銘柄数があり、その全てを把握することは非常に困難だと言われています。
つまり、古酒を正確に査定するためには、なによりもお酒の知識と経験が不可欠なのです。
ファイブニーズはお酒買取のプロフェッショナル集団として、確かな知識と査定力に関しては他のどんな買取店にも負けることはありません。
古酒に高額査定をお出しできるのは、ファイブニーズが古酒の価値を正確に見抜く力を持った、どこにも負けないお酒買取専門店だからなのです!!
古酒を高く買取してもらうには?注意点3つ
ここまでを読んで頂き、あれ? そういえば自宅に古酒があったような……と思った方! ぜひお問合せ頂く前にチェックして頂きたいポイントがございます。
こちらに注意して頂くことでお待たせすることなくスムーズな査定が可能になりますし、場合によっては買取額がアップするかもしれません。
①未開封かどうか
まずチェックして頂きたいのは、なによりも大切な未開封かどうかという点です。基本的には古酒のお買取りは未開封のものに限らせて頂いております。
これは、お酒というのは再販した際にお客様の口に入るものなため、その品質の保証ができるかどうかが最重要になってくるためです。
お酒には基本的にキャップの部分にキャップシールと呼ばれるビニールや封印紙が貼ってあります。
キャップシールとは未開封を確認するための証ですので、もしこれが切れてしまっている場合は、たとえ開封はされていないお酒であっても、開封品という扱いになってしまいます。
古酒のキャップシールは経年劣化によって破れやすくなっていることが多いので、お酒の取り扱いの際にはキャップシールを傷つけないようにお気を付けくださいね。
②ラベルなどの見た目
そして、次に重要になってくるのが「見た目」です。お酒は中身の液体を楽しむもの。
とは言え、やはり外観が綺麗な方が再販の際には喜ばれますし、当然査定額も高くなります。
見た目で分かる部分だと、ラベルの汚れや破れ、キャップ部分に吹きだした跡が無いか、また箱や付属品は綺麗な状態で揃っているかが主な部分になります。
自身でチェックした際に気になる点がありましたら、査定の際にお知らせ頂ければ時間の短縮になります。
また、もし可能でしたら、ほこりや汚れを布巾でふき取って頂くと、査定で有利になることもありますよ。
③中身の保存状態
さらにもう一つ見て頂きたいポイントは中身のお酒に関すること。これは普通に見ただけでは少しわかりづらいかもしれませんが、いくつか重要なところがありますのでぜひチェックしてみてください。
まずは液漏れのチェック。
古酒の蓋はコルク栓になっていることも多いのですが、コルクは天然の成分で出来ているため、年月によってコルクが弱くなり隙間が空いてしまうことがあります。
瓶を軽く横にしてみて、液が漏れてこないかを確かめてみてくださいね。
また、液面の状態も同様に重要です。
コルク栓では寒暖差による収縮で出来た隙間から少しずつアルコールが蒸発してしまうことがあります。
水平な台に置いてみて、何となく中身が少なくなっているかな? と思ったときにはご注意が必要です。
ちなみに、これらのチェックをしてみて「買取できないかも?」と思った方でも、あきらめずにぜひ一度お問合せください。
家で眠っている古酒は買取がおすすめ!
飲まずに未開封のまま保管しておいたお酒はございませんか?終売やラベル変更となってプレミアがついていたり、実は古酒として価値の高いお酒となっているかもしれません。
ご自宅に眠る未開封の古酒がございましたら、一度買取に出してみることをオススメします。
ファイブニーズは、お酒買取専門店です。
買取経験豊富なお酒の有資格者が在籍しており、累計120万本以上を買取してきたプロスタッフの目で一点一点丁寧に査定し、正確な価値を見出します。
さらに当社は、独自の買取〜販売ルートを駆使して高価な買取を提供しております。
3つの無料査定方法をご用意し、キャンセル料もいただきません。「試しに査定だけ」でも安心してご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
査定の流れ
さて、それでは実際に古酒の売却をしようと思った際には、どうやって買取をしてもらえば良いのでしょうか?
まずはお気軽にお問合せ頂くことが、古酒の買取への第一歩です。
当店の優秀なバイヤーたちが、誠心誠意ご対応させて頂きますので、お酒に詳しくないという方でもご安心下さいね。
査定申し込み方法は3つ。
電話査定、メール査定(FAX査定)、そして画像査定(LINE査定)です。
電話査定はバイヤーが直接お客様とお話しをさせて頂きます。
ご要望点などがあれば、直接伝えやすいこちらの方法をオススメします。
メール査定は、メールやFAXでお酒の情報を入力して頂くだけの簡単査定。
話すのが苦手という方もご安心くださいね。もちろん営業時間外でも、24時間受付が可能です。
最後の画像査定は、最もオススメの査定方法です。
メール査定をしたいけど銘柄名が読めない! という方にもご安心な、写真を撮って送るだけの簡単査定方法です。
古酒の場合ですと、細かなラベルの違いや商品の状態で査定金額が大きく変わってくることも珍しくありませんので、正確な査定のためにも画像査定をオススメしていますよ。
まとめ
本記事では、古酒についてご説明いたしました。古酒といっても、お酒の種類に応じて実に様々な可能性がありましたね。
しかし、どんなお酒においても、保存状態が非常に重要です。そのお酒に適した環境を知り、綺麗な状態での保管を心掛けておくとよいでしょう。
たとえ飲まなかったとしても、それは後に古酒として、高い価値を帯びてくるかもしれません。
古くなったお酒でも買取可能なことが多いので、飲まずに未開封のまま古くなったお酒がお手元にある方は、そのまま捨てずに一度査定に出してみることをオススメします。