【誰でも分かる】世界の5大ウイスキーの違い
え?知らないよ!という方は必読です。
もう、そんなの知ってるよ!という方もウイスキー片手に復習されてみては?
新たな発見があるかもしれません。
また、ウイスキーを飲み始めたいという方のために、産地それぞれのおすすめのウイスキーも合わせてご紹介します!
アイリッシュ
アイルランド共和国および北アイルランドでつくられるウイスキー。麦芽にピート(泥炭)香をつけずに、複数回蒸留を行うのが特徴的で滑らか軽快な飲み口。
ウイスキー初心者でも飲みやすいのがアイリッシュウイスキー最大の魅力で、癖が少なく、水や氷と合わせたりカクテルにしても失敗しにくい味わいです。
アイリッシュ・ウイスキーとコーヒーを混ぜてカクテルにしたアイリッシュ・コーヒーは寒い時期には特におすすめです。
ここからはおすすめのアイリッシュウイスキーの銘柄を見ていきましょう。
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AMESON(ジェムソン)
アイルランド特有の風味豊かなポットスティルウイスキーと、年に一度しか蒸溜されない特別なスモールバッチのグレーンウイスキーを使用し、3回蒸溜。
まろやかでありながら香ばしい香りが特徴で、わずかなシェリー樽の香りも良く、ナッツやウッディな風味をともなった滑らかな味わいが魅力的です。
BUSHMILLS(ブッシュミルズ)>
現存する世界最古のウイスキー蒸留所という伝統を誇っているブッシュミルズ。
アイリッシュウイスキーの中でも重厚な味わいが楽しめるウイスキーの代表格で、オロロシェリーの古樽を使用して長期間熟成する事による強めのシェリー樽香が特徴です。
スコッチ
イギリスのブリテン島、スコットランドでつくられるウイスキー。スコッチウイスキーと言えば、大きく分けてブレンドとモルトに分かれます。
心地よく香り立つモルトと、氷や水に負けない力強いグレーンのブレンドにより、スコッチウイスキーは多くの人に素晴らしい味わいを低価格で提供してくれるのです。ピートが強い独特のウイスキーが多く、ピーティーな風味が特徴です。
現在のジャパニーズウイスキーの見本となったのがスコッチウイスキー。
マッサンがウイスキー修行で訪れたのはスコットランドのため、日本のウイスキーの源流となっています。
なので、多くの日本人の舌や喉と相性の良いウイスキーである事も魅力です。
Johnnie Walker(ジョニーウォーカー)
ジョニーウォーカーは世界で一番多く飲まれているといわれるスコッチです。
様々なラベル存在し、レッドラベル、ブラックラベル、ゴールドラベル、プラチナムラベル、ブルーラベルなどがあります。
中でも、ブルーラベルはウォーカー社秘蔵の古酒を贅沢にブレンドした最高級品です。
トレードマークのストライディングマンは大英帝国を彷彿とさせるキャラクターとして人気を得ています。
味わいは一般的なブラックについてはクセがなく飲みやすいので、ウイスキーの初心者に最適です。
アメリカン
アメリカでつくられるウイスキー。原料・製法によりさまざまなタイプのウイスキーを造っています。
寒い地域にて作られるのが当たり前の中で、アメリカンウイスキーは寒暖差が非常に激しい地域で造られます。
そのためウイスキーの熟成が加速されます。
さらに、アメリカンウイスキーはオーク樽の内側を焦がした新樽を使用しますので、ウイスキーがオーク材から色合いやフレーバーを強く取り込むため個性が濃くなります。強い香り、強い味わいがありウイスキーの中でも異質で癖のあるものが多いのが特徴です。
そんなアメリカンウイスキーの中でもよく耳にするバーボン。
アメリカのケンタッキー州を中心に生産されるものであり、トウモロコシの使用比率が高く、甘みがあるウイスキーとなっています。
Jack Daniel's(ジャックダニエル)
飲んだことはなくてもボトルの絵柄を見たことがある人は多いのではないでしょうか?
絵柄がパロディされ様々なデザインに落とし込まれています。
テネシーウイスキーというアメリカンウイスキーのジャンルが確立されてから100年。
様々に変わりゆくウイスキーの中で今も変わらず当時の味を作り続けるジャックダニエル。
バニラやキャラメルのような香りを纏ったテネシーウイスキーの正統派ブランド。
ジャックダニエルブラック(通称Old No.7)はスムーズな飲み口で初心者には特におすすめです。
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Jim Beam(ジンビーム)>
世界のバーボンウイスキー市場で約40%を占める売り上げNo1の人気ブランド。
コーンと大麦にライ麦を原料に、石灰岩層で濾過された磨き上げられた水を使い、バーボンという名前に定められた基準をクリアしない限り熟成が続けられ、厳しい条件をクリアしたバーボンだけがジンビームとして世に登場しています。
癖の無い味わいと、まろやかなコクはバーボンウイスキー初心者にもおすすめです。
カナディアン
カナダでつくられるウイスキーで独自のタイプを生み出しています。スムーズで軽い口当たりに、個性的で深いライ麦の香り。
世界5大ウイスキーの中では最もライトタイプといえ、日本食にも合いやすい優しさがあります。
数あるウイスキーの産地の中でも、ウイスキー初心者に最もおすすめ出来るのが、カナダで生まれたカナディアンウイスキーといわれています。
Canadian Club(カナディアンクラブ)
カナディアンウイスキーの代表的銘柄と言えばカナディアンクラブ。「C.C」の愛称でも知られています。
癖の無い軽い味わいにライ麦のコクとシェリー樽の香りが溜まらない逸品で、日本産のシングルモルトにも引けを取らない上品で飲みやすい芳醇な飲み口。
ロックで飲んでも水割りやハイボールにしても料理と相性のよいウイスキーなので、初心者にも非常におすすめなカナディアンウイスキー。
良心的な価格な為、手に入れやすいカナディアンウイスキーの中でも歴史的名作です。
Crown Royal(クラウンローヤル)>
1931年、イギリスのジョージ6世が英国王として初のカナダ訪問の際、献上品として生まれたものです。その後、希望が強まり、一般市販化されたました。
上品な味わいが評価され世界各国で愛飲され続けている人気ウイスキーです。
まろやかな舌触りでエレガントな香味。
是非とも味わって頂きたいカナディアンウイスキーの名作です。
ジャパニーズ
日本国内に始めてウイスキーが持ち込まれたのは江戸時代末期のペリー来航の時で、サスケハナ号にて奉公や通訳が歓待された際にウイスキーが振る舞われたそうです。また、1871年には猫印ウイスキーが日本人の為に始めて輸入されたウイスキーとなり、明治時代末期頃から大正時代にかけて本格的ウイスキーの製造に向け活動が開始されました。
摂津酒造は技師として竹鶴政孝をウイスキーの名産地であるスコットランドに派遣。
ジャパニーズウイスキーの製造はスコッチウイスキーの製造を再現する事から始まり、余市が国産ウイスキーのメッカとなったのは機構や地形が似ているからなのです。
日本人の舌や文化に合わせて、スモーキーフレーバーは抑えめな作りとなっています。
山崎 18年
ストレートで飲むと、改めてジャパニーズウイスキーの美味しさに気づかされます。
蜂蜜のような滑らかな口当たりに、レーズンのように深くフルーティな甘い香りを持ち、シェリー樽を使用した原酒の比率が高いため、口に入れた瞬間は甘酸っぱさが広がり、喉を通した後はほろ苦い余韻が続くと言う、ジャパニーズウイスキーの最高峰です。
美味しいウイスキーを飲んでみたいという初心者に知ってもらいたい最高の逸品です。
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響 21年
全てを邪魔しない侘び寂びを備えたジャパニーズウイスキーの秀才銘柄です。
生真面目な日本人が作った生真面目なウイスキーとはこういう事を言うと再確認できます。
オーク材と穀物の香りは奥行きのある清涼感をもたらし、滑らかな口当たりが特徴で、口に含むと、まるで一瞬で溶けるキャンディーの様な甘みが広がって行くのですが、それも渋みを感じさせない苦みにより切れのよい後味となります。
その後重厚感のある余韻だけが残るという、ジャパニーズウイスキーの粋。ぜひともウイスキー初心者に味わって頂きたい、生粋の国産ウイスキーです。
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まとめ
世界5大ウイスキーいかがでしたか?少しでもウイスキーに興味をもって飲んでみたいなと思えたら幸いです。
5大ウイスキー以外でもドイツ・タイ・インドなど様々な国でウイスキーは生産されています。
ウイスキーが苦手という方も、きっと自分に合う味、風味が見つかると思います。
これを参考にウイスキー飲み比べしてみてはいかがでしょうか?
自分の大好きな一本を見つける酒場の旅へ出てみてはいかがでしょうか。