ハイボールとは? 名前の由来やブームの理由、美味しい飲み方も伝授!
こんにちは!!
今回のテーマは「ハイボールが生まれた歴史について」にご紹介しようと思います!!
自分が若い時は、ウイスキーといえば大人なイメージでした。
しかし、近年のイメージは徐々に変わっていった様に思えます。
そこで、今ではすっかり気軽に飲めるお酒としてその地位確立させたハイボールの歴史に触れていきます!!
ハイボールとは
ハイボールとは、リキュールやスピリッツなどアルコール度数の高いお酒をベースとして、炭酸水やノンアルコール飲料で割ったカクテルのことを指します。日本では、ウイスキーを炭酸で割ったものをハイボールと呼ぶことが一般的。
幅広い層の人々から人気のお酒として知られていますが、ベースのお酒がウイスキーでなくても、割りものがジュースでも、実はハイボールと呼ぶのです。
炭酸の刺激とのどごしの良さが魅力とも言えるハイボールは、ベースのお酒の味を感じつつ、自分の飲みやすい割り方を見つけられると、より楽しくなるお酒と言えるでしょう。
ハイボールの名前の由来は?
ハイボールと名付けられた理由をご存じでしょうか?諸説あり定かではありませんが、有力説とされているひとつをご紹介します。
「ある日、スコットランドのゴルフ場で、ウイスキーのソーダ割りを飲んでいた人のところに、高々と打ちあげられたゴルフ・ボールが飛び込んできたから」とのこと。
何を飲んでるの? という質問に答えようとした時に高く打ちあがったボールが飛んできて、ハイ(高い)ボール! (High Ball)と叫んだから、とも言われているようです。
「鉄道のボール信号機説」「ソーダの泡説」など他にも有力とされる由来があるようですが、真の由来ははっきりとわかっていません。
ハイボールの小ネタとして知っていても面白いかもしれませんね。
ハイボールの歴史は?
1950〜60年代、等級制度により高級なお酒とされていたウイスキー。度数の高い蒸留酒に馴染みの少ない日本人にも飲みやすい飲み方として、ハイボールが広まっていきます。
しかし、日本でのウイスキー消費量は、1980年頃をピークに下火傾向にありました。
ウイスキーの高級なイメージは加速し、ロックや水割りで大人が楽しむお酒という飲み方が主流になっていったのです。
ハイボールブームに再び火がついたのは2000年代に入ってから。
若者にもウイスキーを飲んでもらいたい! というウイスキーメーカーなどの努力によって、食事にも合わせやすいハイボールが名を広げていきました。
現在もハイボール人気は止まることなく、幅広い層の人々から親しまれています。
ハイボールが人気の理由
近年のハイボール人気は、国産ウイスキーメーカーのサントリーが仕掛けた「ハイボール復活プロジェクト」が大きく影響しているとされています。「若者のウイスキー離れ」を解消すべく、様々なキャンペーンを行い、ハイボールの認知度を広げていきます。
「ウイスキーが、お好きでしょ」のCMは今でも印象的で思い出す方も多いのではないでしょうか。
さらにNHKの朝ドラ「マッサン」の人気や、サントリーウイスキー山崎などが世界的評価を受けたことをきっかけに、現在のハイボールブームに繋がっていきました。
割り方がさまざまで初心者でも飲みやすい
ウイスキーの飲み方と言えば、ストレートやロック、水割りにハイボール。中でもハイボールが人気の理由には、すっきりとしたのどごしで初心者にも飲みやすいことが挙げられるでしょう。
さらに、様々な割り方で楽しめることをご存じでしょうか。
例えば、コークハイボールやオレンジハイボールなど、お店によってオリジナルの割り方のハイボールが置かれていることも多いです。
現在は、ビールに代わる初めの一杯に飲むことも定着してきているハイボール。
居酒屋でも置いていないお店はないほど人気のお酒となっています。
この他にも多彩なバリエーションがあるハイボールは、お気に入りの一杯を見つけやすく、これなら飲める! という出会いも楽しみの一つとなるでしょう。
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アルコール度数が低くて飲みやすい
ハイボールのアルコール度数は5〜9%ほどです。ウイスキーのアルコール度数は40〜43%ですが、炭酸やその他ノンアルコール飲料で割ると、度数が下がり親しみやすいお酒へと変わります。
アルコール度数が5%前後のビールやサワー類と大体同じくらいのため、普段ウイスキーを飲まない初心者の方でも気軽に挑戦できるお酒と言えるでしょう。
焼酎:25%前後、日本酒:14~18%、ワイン:12~14%と、他のお酒に比べてもアルコール度数が低めと言えます。
飲みやすいことが人気の理由でもありますが、飲みすぎには十分注意しなければなりません。
体調によって飲むことができる量が変わることもあるため、適度な量で、美味しいハイボールを楽しんでくださいね。
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基本的なハイボールの作り方
のどごしがよくキリッとした爽快感が魅力のハイボール。基本的な作り方はシンプルで、材料は氷、ウイスキー、炭酸水のみでOKです。
氷を入れたグラスにウイスキーと炭酸水を1:3〜4の割合で注ぎ入れ、軽く混ぜたら完成します。
自分で作る時の醍醐味は、好きな濃さで楽しめる、というところでしょうか。
どのくらいのウイスキーと炭酸水の比率が自分好みなのか、ぜひ作りながら探してみて下さい。
美味しいハイボールを作るコツ
サクッと作れてしまうハイボールですが、少し丁寧に作るだけで、自宅でも本格的な味わいを楽しむことができます。たった3つのポイントですので、試してみて下さい。
ポイント①グラスは事前に冷やしておく
グラスと氷との間に温度差を出さないよう、冷凍庫で冷やしておきましょう。
ウイスキーや炭酸水も同様に、冷蔵庫で冷やしておくと馴染みやすいです。
ポイント②家庭用ではなく、ロックアイスを使用する
溶けにくい大きめの氷にすることで、味が薄くなるのを防ぐことができます。
グラスの大きさにもよりますが、大きすぎない氷を4〜5個たっぷりと入れるのがおすすめです。
ポイント③炭酸水を静かに注ぐ
炭酸水は氷に当てずにゆっくり注ぎ、炭酸を損なわないためにかき混ぜることも控えましょう。
バースプーンやマドラーで、氷を一度持ち上げる程度で十分です。
このポイントを抑えて作るだけで、キリッとした爽快感をより感じられるでしょう。
すぐ試せる!おすすめハイボールアレンジ!
アレンジバリエーションが豊富なハイボール。自宅で楽しむなら、いつものハイボールに少しアレンジを加えて楽しんでみませんか?
・レモン
定番となっているのはレモン。
いつものハイボールにレモンをプラスするだけでスッキリ感が増します。
季節によって、すだちやライムに変えると、味わいの変化も楽しめます。
・ミント
こちらもいつものハイボールにミントをプラスするだけ。
爽やかな香りが暑い季節にはたまりません。
自宅にあまりがちなハーブ類で試してみてはいかがでしょうか。
アレンジメニューもおすすめです。
・コークハイボール(ウイスキー+コーラ+レモン)
・オレンジハイボール(ウイスキー+ 100%オレンジジュース+炭酸水)
・ジンジャーハイボール(ウイスキー+ジンジャエール)
ウイスキーはジュースや柑橘系と相性が良く、飲みやすさが増すため、ぜひお気に入りの一杯を見つけてみて下さい。
グラスにもこだわるとよりおいしく!
シチュエーションによってグラスを変えると、雰囲気を味わうと共に、より楽しく美味しく飲むことができるため、こだわりたいアイテムのひとつです。・ジョッキ
居酒屋気分や暑い季節にグビッと飲みたい方におすすめです。
ハイボールの爽快感を見た目でも味わえるため、定番と言えるグラスです。
国産ウイスキーメーカーのロゴが入っているジョッキも有名です。
・ステンレス
ステンレスはハイボールの冷たさをキープしてくれるだけでなく、結露が出にくく水滴の心配がありません。
炭酸も抜けにくく、最後までよい状態で飲むことができます。
・ガラス製のおしゃれグラス
好きな模様や細工のあるグラスを選ぶと、視覚的にも楽しむことができ、より一層気分を高めてくれます。
ウイスキーの種類によっても味わいが異なる
ハイボールは、ウイスキーの種類や産地によって味わいの変化を楽しむことができます。選ぶのが難しいと感じてしまうほどにウイスキーの種類は豊富で、手頃なものから高価なものまで様々です。
まずは「世界5大ウイスキー」を飲み比べてみると、自分の好みを知る近道になるかもしれません。
①スコッチウイスキー
ウイスキーといえば「スコッチ」と言われるほど、世界で最も生産量が多いのが、スコットランドで生産されているスコッチウイスキーです。日本でも人気が高く、有名銘柄も数多く存在します。
主に大麦麦芽を原料としたモルトウイスキーと、トウモロコシなどを原料としたグレーンウイスキー、両者を混ぜたブレンデッドウイスキーがつくられています。
燃料として使用される泥炭のピート香が最大の特徴であり、スコッチならではのスモーキーな味わいを楽しめます。
②アイリッシュウイスキー
スコットランドと共に、ウイスキー発祥の地と呼ばれるほど歴史の長いアイリッシュウイスキー。北アイルランドで生産されています。
アイルランド独自の製法である、大麦麦芽と未発芽の大麦などを原料としたポットスチルウイスキーという種類があることが特徴です。
また、泥炭(ピート)を使用しないため独特な香りやクセが少なく、マイルドでスッキリとした味わいを感じられます。
③ジャパニーズウイスキー
世界5大ウイスキーの他国に比べ、まだまだ歴史の浅いジャパニーズウイスキー。しかし、日本らしい繊細な味わいは、世界でもさまざまな賞を受賞するほど人気が高まっています。
スコッチウイスキーを手本としていますが、日本人の味覚に合わせて泥炭(ピート)を比較的抑えているものも多く、独自の発展を続けています。
クセが少なく甘味のある香りと繊細さが特徴であり、魅力と言えます。
④アメリカンウイスキー
アメリカ国内で生産されているアメリカンウイスキー。つくられている種類が豊富なことが特徴で、代表的なものにトウモロコシが原料のバーボンウイスキーがあります。
トウモロコシ由来の甘味を感じるとともに、熟成による力強い味わいが特徴です。
バーボンウイスキーの他にも、ライ麦が原料のライウイスキーや、テネシー州でチャコール・メローイング製法を用いたテネシーウイスキーなど、さまざまな種類があります。
⑤カナディアンウイスキー
日本で取り扱われている銘柄は少ないですが、世界5大ウイスキーの中ではクセが少なくライトで飲みやすいのがカナディアンウイスキーです。トウモロコシが原料のベースウイスキーと、ライ麦を原料としたフレーバリングウイスキーのブレンデッドウイスキーが主流。
最大の特徴は、規定範囲内の香味添加が認められていることです。
そのため香り豊かでマイルドな口当たりで、初心者にもおすすめと言われています。
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ハイボールの選び方
種類が多く、選ぶのが難しいウイスキー。値段や熟成度に関わらず、ストレートでは苦手という方でも、美味しく飲みやすくしてくれるのがハイボールの魅力でもあります。
求めている味わいや好みにもよりますが、ハイボールに合うウイスキーを探す参考にしてみて下さい。
ウイスキーの種類で選ぶ
まずは、先ほど説明した「世界5大ウイスキー」の特徴を基準に選んでみてはいかがでしょうか。自分の好みだけではなく、もちろん銘柄によってハイボールに合うものも、合わないものもあります。
特にスコッチウイスキーは、産地が大きく6つのエリアに分かれており、それぞれに特徴が異なります。
世界5大ウイスキーの有名な銘柄から試してみるなど、自分好みのタイプを探すのも楽しみのひとつにしてみてください。
熟成期間で選ぶ
年数の表記がないノンエイジウイスキーと呼ばれる商品は、長期熟成の原酒とブレンドされているものも多く、商品価値が低いわけではありません。リーズナブルで質のよいノンエイジウイスキーは、原料本来の味を感じながら気軽にハイボールを味わえるでしょう。
反対に熟成期間が長いウイスキーでハイボールを楽しみたい時には、高価なものも多いため、ゆっくり贅沢な時間の一杯に向いていると言えます。
炭酸で割っても、複雑な風味や味わいが消えにくい銘柄を選ぶとよいでしょう。
アルコール度数で選ぶ
一般的なウイスキーのアルコール度数は40~43%ですが、中には50%を超える商品もあります。50%以上のウイスキーでつくるハイボールは、パンチの効いた飲みごたえとなり、アルコールの強さが残る味わいになります。
40〜43%のウイスキーでつくるハイボールであれば、のどごしもよく飲みやすくなります。
食事にも合わせやすいことから、居酒屋などで提供されているハイボールも、この度数が一般的です。
ウイスキー初心者や強いお酒が苦手な方は、アルコール度数の低いウイスキーを選び、自分好みの割り方で楽しむことをおすすめします。
ハイボールにおすすめのウイスキー
さまざまな楽しみ方、飲み比べが楽しいハイボール。今回は食事にも合わせやすいジャパニーズウイスキーから、おすすめ3選をご紹介します。
サントリー 角瓶
1937年に日本人に合う、繊細なウイスキーとして発売されました。
1950年代頃では、角瓶は特別なお酒として飲まれていました。
近年では、老若男女問わず幅広い人に親しまれています。
そんな角瓶は炭酸水で割ることを想定して造られており、ハイボールにしたい国産ウイスキーの王道と言えるのではないでしょうか。
サントリー トリス(エクストラ)
「トリスハイボール」という言葉を良く聴くように、幅広い年代から愛されているウイスキーです。
ハイボールに相性がよいようにさっぱりとした味わいが特徴です!!
サントリー 白州
飲食店でも良く目にするメニュー「白州 森香るハイボール」に使われているウイスキーです。
口にすると、森を連想させる爽快な香りが口いっぱいに広がります。
スッキリとした味わいがハイボールにもピッタリのウイスキーです!!!!
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飲まないウイスキーは買取もおすすめ
贈り物としても人気のウイスキーは、希少価値が高い商品や高価な銘柄も多く、知らないだけで思わぬ値段がつくこともしばしば。未開封の飲む予定のないお酒であれば、買取もおすすめです。
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まとめ
今回は、ハイボールが人気の理由からさまざまな楽しみ方まで、たっぷりご紹介しました。何気なく飲んでいる方も多いハイボールは、ウイスキーの銘柄を変えてみたり、ベースとなるお酒や割りものを変えてみたりするなど、アレンジで無限に楽しさが広がっていきます。
ウイスキーはそれぞれ歴史も深く、知っていると飲みの場でのちょっとした話題にもなります。
自宅でもお店でも、自分に合う一杯をぜひ見つけて楽しんで下さい!