七面鳥が目印! バーボンの王道ワイルドターキー!!
皆さん「ワイルドターキー」ってご存知ですか?
そうです!七面鳥のラベルのやつです!
バーボン言えば「ワイルドターキー!」と言われるほど知名度のあるお酒です。
クリスマスが近くなってきたので、七面鳥の丸焼きのかわりといってはなんですが、今回はワイルドターキーについてご紹介したいと思います!!
ワイルドターキーの誕生
1940年に当時の蒸溜所のオーナーであるトーマス・マッカーシー氏が、当時知的なスポーツであったアメリカ原産の鳥「七面鳥」のハンティングに出かける際に、貯蔵庫から自慢の101プルーフ(アルコール度数50.5%)のバーボンを持参しました。
七面鳥ハンティング仲間にふるまったところ好評を博し、仲間の一人が“ワイルドターキー”と呼び始め、マッカーシー氏はそのユニークなネーミングが気に入り、後にブランド名「ワイルドターキー」として誕生しました。
その後、アイゼンハワー大統領をはじめ、アメリカの歴代大統領が愛飲していたウイスキーとして有名になり、現在に至ります。
こだわり
続いて、世代を超えて守り受け継がれるワイルドターキーこだわりの製法をご紹介します。始めに、バーボン造りには少なくとも51%のトウモロコシを使用することがアメリカの連邦政府で法定化されています。
ワイルドターキーの素材となる穀物の構成比率のレシピは公開されていません。
原材料について、蒸留所の最高責任者(マスター・ディスティラー)のジミー・ラッセルは「全てのバーボンの中でトウモロコシの使用量が最も低く、ライ麦と大麦麦芽を多く使用している」と語っています。
ライ麦を多めに使うことで、大胆かつスパイシーな味わいと風味が加わるそうです!
そしてバーボン造りには水が欠かせません。
ケンタッキー州の地盤は主に「ライムストーン」と呼ばれる石灰岩で作られていて、その地下を流れる水は自然にろ過され、良質の清水となって湧き出ています。
それはまさにバーボン造りのための水と言っても過言ではありません!
深みのある味わいを実現するため、低いアルコール度数で蒸溜・樽詰し、ボトリング時の加水量を最小限に抑えることで原料の味わいを最大限に生かすこだわりの製法を守り続けています!
完成後、万一のトラブルに備えるため、全てのワイルドターキーのサンプルがオースティン・ニコルズ社で2年間保存されるそうです!!
ラベルに描かれた七面鳥のイラストもワイルドターキーの特徴の一つですよね!
かつてラベルの七面鳥は正面を向いていました。
しかし、1999 年よりデザインが変更され、正面から横を向いたイラストになりました。
理由は定かではありませんが、噂によると「正面を向いた七面鳥の目が怖い」という意見があったために変更されたみたいです。
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ワイルドターキーのラインアップ
ここからはワイルドターキーのラインアップの一部を紹介していきます。ワイルドターキー スタンダード
6~8年熟成させた原酒をブレンドした、一切着色をしていないウイスキーです。
バニラやカラメルを思わせるような甘い風味と深く爽やかな後味が特徴です!
かなり甘めな仕上がりですがワイルドターキーさはしっかり残している商品です。
ワイルドターキー8年】
トーマス・マッカーシー氏と当時の狩猟仲間が口にしたものと同じアルコール度50.5%のウイスキーです!
現在の「ワイルドターキー」の蒸溜所責任者、ジミー・ラッセル氏は「造り方は当時と一切変わらない」と明言しています。
「スタンダード」に比べて熟成期間が長いため、よりキャラメルやバニラの風味、甘さが深みを増しています。
一段と深みのある色をしており、ウッディ間やスモ-キーさもうかがえます。
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ワイルドターキー13年 ディスティラーズ・リザーブ】
13年以上熟成させた原酒を使用しています。
濃厚なバニラの香りと洋ナシを思わせるフルーティーな香りの後にスパイシーな余韻が長く続きます。
ワイルドターキーらしさを残しつつ、まるみがあって飲みやく仕上がっています!
ワイルドターキー レアブリード】
6,8,12年熟成させた原酒をブレンドし、なんと加水せず樽から出したウイスキーをそのままボトル詰めしています!
アルコール度数は脅威の56%!ワイルドターキーの中で一番高いアルコール度数です!!
冷やしてストレートで飲むのがオススメです!
ワイルドターキー ダイヤモンドアニバーサリー
13~16年熟成させた原酒をブレンドしています。
長期熟成していることもあり、深い琥珀色でアーモンドやナツメグ、バニラなどの甘くて芳醇な香りと、ライ麦由来のすっきりとしつつ奥行きのある滑らかな味わいが特徴です。
現ワイルドターキー蒸溜所責任者ジミー・ラッセル氏の勤続60周年を記念して、息子エディー・ラッセル氏が長期熟成原酒をブレンドした逸品です!!
まとめ
ワイルドターキーはその強いこだわりによって他のバーボンとは一線を画すおいしさです。また、値段もお手頃なのが愛される理由だと思います。
でも、アルコール度数が50%を越える品ばかりなので、手頃な値段だからといってくれぐれも飲みすぎないように注意して下さいね。