竹鶴17年の定価はいくら?価格高騰の理由や購入方法を徹底解説!

ニッカウヰスキー(ウイスキー)は、日本を代表するウイスキーメーカーです。
日本でも早い段階からウイスキー製造に取り組んでいたニッカウヰスキーは、これまでさまざまなウイスキーを発表しています。その中でも高い人気を誇るのが、竹鶴17年。
本記事では、竹鶴17年の概要や定価、市場価格などについて解説します。
竹鶴17年とは?どんなウイスキー?

ニッカウヰスキーの竹鶴17年とは、「竹鶴17年 ピュアモルト」の愛称。ニッカウヰスキーの創業者である、竹鶴政孝氏の名前を冠したウイスキーです。
ピュアモルトとは、大麦若葉(モルト)を100%使用したウイスキーのことで、トウモロコシやライ麦などの穀類を主原料にしたグレーンウイスキーとは区別されています。
生産者 | ニッカウヰスキー |
---|---|
容量 | 700ml |
希望小売価格 | 7,000円(税別) |
タイプ | ピュアモルトウイスキー |
アルコール度数 | 43度 |
純アルコール量 (100mlあたり) |
10.3g |
竹鶴17年の定価・価格推移

竹鶴17年は2020年3月31日で販売が終了してしまいましたが、販売中の定価はいくらだったのでしょうか。
ここでは竹鶴17年の定価や価格推移について解説します。
竹鶴17年の定価
竹鶴17年の終売前の定価は、700mlで7,000円(税別)でした。熟成されていない竹鶴ピュアモルトが700mlで定価3,000円(税別)だったことを踏まえると、倍以上の定価で販売されていたことが分かります。
竹鶴17年の価格推移
竹鶴17年は終売以降も、プレミア価格で取引されています。竹鶴17年の2022年3月から2023年9月までの価格推移は次のとおりです。年月 | 価格 |
---|---|
2022年3月 | 約41,000円 |
2022年5月 | 約44,000円 |
2022年7月 | 約49,000円 |
2022年9月 | 約49,000円 |
2022年11月 | 約44,000円 |
2023年3月 | 約42,000円 |
2023年5月 | 約59,000円 |
2023年7月 | 約46,000円 |
2023年9月 | 約42,000円 |
参考ではありますが、過去年別の買取価格相場で見てみますと、下記のように推移してきました。
年 | 定価 |
---|---|
2018年 | 約17,000円 |
2019年 | 約18,000円 |
2020年 | 約22,000円 |
2021年 | 約27,000円 |
2022年 | 約30,000円 |
2023年 | 約24,000円 |
ウイスキーを少しでも高く買い取ってもらうには、次のような点に注意しましょう。
- ボトルの汚れを落としておく
- 外箱など付属品も一緒に査定に出す
また高級なウイスキーには、外箱などの付属品がついています。付属品が欠けていると査定に影響を及ぼすため、付属品も忘れずに査定に出しましょう。
付属品があったかどうか分からなければ、インターネットで情報を確認するのがおすすめです。
竹鶴17年の価格が高騰している理由

竹鶴17年はピュアモルトで製造されています。まろやかで飲みやすいためウイスキーに慣れていない人にも人気があり、ウイスキーの愛好家であっても満足できるスパイシーな香りが特徴となります。
竹鶴17年が高額かつ人気になっている理由は、単に飲みやすさだけではありません。以下に挙げる2つも理由として考えられるでしょう。
- 国際的な酒類コンペティションでの高評価
- ドラマの放送
国際的な酒類コンペティションでの高評価
竹鶴17年は日本のみならず、世界で高い評価を受けています。国内外で人気が高まったことによる原酒不足に対応するために、2020年3月31日で販売が終了してしまいました。このような国外での高い人気につながったのが、国際的な酒類コンペティションでの高評価です。竹鶴17年は2007年のISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)銀賞受賞を皮切りに、次のように数々の賞を受賞しました。(※1)
受賞年 | 酒類コンペティション名 | 受賞タイトル |
---|---|---|
2007年 | ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ) | 銀賞 |
2008年 | ISC | 金賞 |
2009年 | ISC | 銀賞 |
2011年 | ISC | 銀賞 |
2024年11月06日 | ヘネシー XO 黒キャップ 700ml | ¥12,750 |
海外での日本産ウイスキーの人気は数字にも現れており、国税庁の「酒類の輸出動向」によれば2022年のウイスキーの輸出額は約560億円と他の酒類よりも多い結果でした。(※2)
さらにウイスキー、本格焼酎・泡盛、清酒は「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」で重点品目に組み込まれています。(※3)
「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」とは、農林水産物・食品の輸出額を2025年までに2兆円、2030年までに5兆円とする戦略です。「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」の重点品目に組み込まれたことで、今後よりウイスキーの国外輸出が加速することが予想されます。
※1参考:NIKKA WHISKY.「商品紹介」
※2参考:国税庁.「最近の日本産酒類の輸出動向について」
※3参考:国税庁.「輸出支援の取組」
ドラマの放送
日本国内での竹鶴17年の人気上昇は、2014年9月から放送されたドラマ『マッサン』も影響しています。このドラマは竹鶴17年の名前の由来であるニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝とその妻の竹鶴リタがモデルの物語です。2人をモデルにしたドラマが人気を博したことで竹鶴17年も注目され、ウイスキー自体も人気を高めていきました。
竹鶴17年を定価で買える?

竹鶴17年は終売してしまっているため、定価で購入するのは難しいでしょう。しかし、プレミア価格であれば購入できる可能性があります。例えばECサイトやオークションサイト、フリマサイトなどであれば購入できるかもしれません。
ここで注意したいのが、オークションサイトやフリマサイトでは偽物や空のボトルが販売されている可能性があるということ。悪徳販売者から誤って商品を購入しないよう、購入側にもモラルが問われます。そのため、出品者の過去の出品状況や口コミなどをしっかりと確認するようにしましょう。
また、ごく稀に抽選販売が行われることもあります。2023年に高島屋では、条件を満たしてた方だけが申込できる、竹鶴17年の定価抽選販売が行われました。手に入れられる確立は非常に低く難しいですが、挑戦してみる価値はあるでしょう。
竹鶴ピュアモルトは比較的購入しやすい
竹鶴17年は終売してしまっているため購入が難しくなっていますが、熟成年数の記載がない竹鶴ピュアモルトは引き続き販売されています。竹鶴ピュアモルトも、希少性や人気の高さから定価よりも高い値段で取引されている傾向にありますが、竹鶴17年と比べると比較的購入しやすいニッカウヰスキーの一本と言えるでしょう。
竹鶴17年を飲む方法はある?

なかなか手に入れることが難しい竹鶴17年ですが、入手できなくても飲む方法は存在します。
ボトルを購入するよりも、まずはどんな味わいなのか飲んでみたい! という方は以下の方法を試してみて下さい。
■宮城峡蒸溜所
宮城峡蒸溜所の有料テイスティングバーでは、竹鶴17年を飲める可能性があります。竹鶴17年だけでなく、ニッカウヰスキーのさまざまな種類に出会うことができるため、ウイスキー好きなら行く価値大です。
しかし、繁忙期などは無くなり次第終了してしまったり、杯数や時間の制限がある場合があることを頭に入れておいて下さいね。
■取り扱いのあるバーやお店を探す
ウイスキーバーであったり、古酒を取り扱うお店を探すことも一つの手。自分で購入するよりも安価に試すことができ、贅沢な時間を過ごせます。
気になるお店には、竹鶴17年の取り扱いについて一度問い合わせてみるといいでしょう。
竹鶴17年のおいしい飲み方
ウイスキーの飲み方はストレートやトワイスアップ(常温の水1:ウイスキー1)のほか、ロックなどさまざまです。中でも竹鶴17年に適した飲み方はストレートでしょう。ピュアモルトの飲みやすさと熟成されたウイスキーならではのコクの深さが、口の中で調和するのをじっくりと楽しめます。
しかし、トワイスアップやロックであっても竹鶴17年の魅力に触れられるため、自分ならではの楽しみ方を見つけてみましょう。
竹鶴17年を売るなら、まずは査定依頼を!
市場価格が高いウイスキーは、買取市場でも同じく高額査定の対象になります。竹鶴17年のように人気が高く終売となってしまった銘柄は、買取に出すこともおすすめ。未開封の状態でお手元にある場合は、査定依頼も検討してみましょう。
お酒買取専門店のファイブニーズでは、専門スタッフが一点一点丁寧に査定致します。お客様に合わせた3つの買取方法からお選び頂くことができ、無料で査定を行います。
竹鶴シリーズは非常に人気があり高価買取の可能性がありますので、気になる方はぜひ一度お問い合わせ下さい。
関連リンク
▼竹鶴17年の買取:竹鶴17年を高価買取できるのはお酒買取専門店ファイブニーズ
竹鶴17年の市場価格は今後も上昇する可能性がある
ニッカウヰスキーが手がける竹鶴17年は、ピュアモルトならではのマイルドな飲みやすさから、ウイスキーに不慣れな人であっても楽しめる銘柄です。終売してしまったことや日本国外におけるジャパニーズウイスキーの人気高騰により、販売価格よりも高値で取引されています。さらに価格が上昇する可能性も考えられるため、竹鶴17年を入手したい方は早めに購入することをおすすめします。
また、飲んでいない未開封の竹鶴17年があれば、買取査定を検討してみるといいでしょう。